「屍鬼(漫画版)」最終回のネタバレ!化物より怖いのは人間だった

「屍鬼(漫画版)」最終回のネタバレです。

感想も載せてあります。

 

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「屍鬼(漫画版)」最終回のネタバレ

村人達の手が迫っていることを感じている、桐敷沙子と室井静信。

今まで数え切れないほど人を殺し、その罪の意識から終焉を望んでいるとも言える沙子。

だが、迫り来る死への恐怖は隠しきれなかった。

 

朝が来て眠りに落ちる沙子を守ろうとする静信と辰巳。

そこへ、桐敷家の地下室を探りあてた、尾崎敏夫率いる村人達の手が迫っていた。

一方、辰巳により、望まぬ人狼となった結城夏野にも、最後の対決の時が訪れようとしていた・・・。

感想について

外場村の村人と、「起き上がり」である屍鬼との対決も、ついに最終巻を迎えました。

さすがに、ここまでの展開から、

化け物を皆駆逐しました!

平和な外場村がかえってきました。めでたしめでたし。

 

…などというラストを想像している人は一人もいないと思います。

だからこそ、どう落としどころをつけるか、気になるところでもあります。

いずれにしても、最終巻とは言うのは、その作品の評価を決定づける重要な局面です。

それまではずっと良かったのに、最後がダメ過ぎて、全部売られてしまったり捨てられてしまったり、などの憂き目にあうことも。

今、時代はデジタルなので、その点はそっと閉じるだけで良くなりましたがね。

 

さて、屍鬼ですが、もう元の外場村に戻れないことだけは確かです。

初めは一方的に搾取される側だった村人達も、狩る側に回ってしまった。

何者かも分からないものに支配されていく恐怖。

ついこの前まで知人だった人を、今は違う何かになってしまったとは言え、容赦なく始末していく恐怖。

 

どちらがより怖かったでしょうか。

私は普通の人間の方が怖くなりました。

しかし、あのまま黙って皆屍鬼になってしまえば良かったか?

そうは思えません。

また、悪く言われることの多い、大川富雄。

 

殺しまくるのを楽しんでいる気すらするので、眉を顰めますが、誰かが手をくださな屍鬼にやられてしまう。

何とも考えさせられる存在です。

結局、どの人物に共感したところで、誰もが平和に納まる結末は想像できません。

だとすると、終わらないのではないかと思いました。

つまり、屍鬼が絶滅しない。

 

屍鬼だけの集落をつくる夢はここで潰えるとしても、何人かは生き残って、またどこかで行き続けるということです。

正直言って、沙子に惹かれ始めた時点から、静信がどうなるかは、もう分かっていたような気もします。

そして、敏夫がそちら側には決して行かないだろうということも・・・。

 

原作を読んでいた身としては、夏野があれほどあっけなく絶望的に退場するのとは、違う結末を迎えたのは良かったです。

と言っても、やはり外場村を出る、という夢は叶わないままなのですが。

外場村にずっと住みたかった人が仮にいたとしても、それもやはり叶わないのですけど。

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まとめ

原作の小説版を読んでいたのですが、これはこれでまた少し違った世界のようです。

本質的な部分は変わっておりませんが。

人間を殺さなくては存在できないが、元々は人間であり、人間の倫理観に囚われて罪の意識に苛まれる存在。

静信が沙子に惹かれてしまうのも、分からなくはないのですが。

何ともやり切れず、深い余韻を残す物語でした。

 

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映画でも漫画でもゲームでも面白いものが好きです。と言っても、ギャグ一辺倒ものよりは、すごく笑える小ネタがあるものが好みです。最近はweb漫画ならではの練られた構図やパラパラ漫画風の表現に驚かされてばかりです。