「死にたがりと雲雀」あらすじとネタバレ!江戸の下町人情話

「死にたがりと雲雀」のあらすじとネタバレです。

感想も載せてあります。

 

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「死にたがりと雲雀」あらすじとネタバレ

破れ寺に住み着いた浪人・朽木冬吾

朽木は、百姓に交じって麦踏を手伝ったりしてしまうような変わり者の武士。

しかし、長屋に住む小鉄大介、そして雲雀の三人の子供たちは、朽木を怪しんでいた。

 

なぜなら、町では物騒な事件が頻発していたからだ。

連続する空き巣事件に、仕舞いには殺人事件。

侍であれば、殺人もできるはず。

 

朽木が犯人ではないかと疑った子供たちは、隠れて寺を窺うことに。

けれども、そんな子供たちを見つけた朽木は、笑顔で寺に連れ込んでしまう。

無理やり寺の中に連れて来られた子供たちが見たのは、並ぶ机に紙と筆。

 

寺子屋を始めようとしていた朽木は、戸惑う子供たちに学問を教え始める。

初めて文字を書き、嬉しそうに寺から帰る小鉄と大介。

しかし、雲雀だけはどこか暗い表情。

 

雲雀の父親は、雲雀の母を亡くしてからというもの、酒に溺れる生活をしていた。

いつ帰ってくるかも分からないし、雲雀の話さえ聞こうとしない。

そんな父親に、寺子屋に通う許可など取れるはずもなかったのだ。

 

そんな中、酔っ払いながら夜遅くに帰って来た父親。

その父親の着ていた着物から、雲雀は何枚もの小判を見つけてしまう。

賢い雲雀は、すぐに巷で起きている空き巣と殺人事件の犯人が父親だと気付く。

 

けれど、雲雀は父親を庇うため、犯人は朽木だと長屋の皆に言い出した。

朽木の刀に血が着いているのを見た、と。

だが、岡っ引きを従えた同心・細目典馬は、そんな雲雀たちの言葉を不敵な笑みで流す。

 

そして、犯人を捕らえろと命令を下した細目。

誰もが朽木のことだと思っていれば、捕らえられたのは、雲雀の父親。

最初から見当をつけていた細目は、雲雀の父親が犯人だという動かぬ証拠を示して見せる。

 

更には、朽木の刀を抜いて見せ、それが竹光だと皆に知らしめたのだ。

その後、雲雀の父親は、遠島という罰を与えられることに。

一人となった雲雀は、罪人の娘ということで親戚筋には引き取りを断られ、行く当てもない。

 

その中で、長屋の差配役である金貸しの安兵衛や、浪人親子が名乗り出る。

向けられた切ないほどの優しさと、自分の不甲斐なさに涙を堪える雲雀。

思わず、雲雀は朽木の元へと走る。

 

一番頼ってはいけないとは知っていても、他に頼れなかった。

そう言って涙を流す雲雀を抱きしめ、朽木は快く雲雀を迎え入れるのだ。

そして、破れ寺での朽木と雲雀の生活が始まった。

 

寺子屋に通ってくる長屋の子供たち。

朽木の過去を知っている細目。

温かい人と人の繋がりや、断ち切れない因縁。

そんな涙なしでは語れない、江戸の下町に生きる人情物語。

 

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「死にたがりと雲雀」を読んだ感想

久々に、胸が切なくなりました。

献身的で優しく、強い雲雀ちゃん。

あんな父親に対して、どこまでもひた向きに尽くす姿は本当に切なくなります。

 

安兵衛さんが、雲雀の父親のことを江戸一の大馬鹿者だと言いたくなるあの気持ち。

凄く共感してしまいました。

安兵衛さんも最初は、嫌な人なのかと思いきや、実は良い人でした。

 

自分だって寝たきりの母親がいるのに、雲雀を引き取ると申し出るくらいですからね。

もう一組みの浪人親子もまた、優しくて本当に切なくなります。

食べるのにも困る日々を過ごしているくせに、雲雀を育てようとしてくれるのです。

 

雲雀が、朽木先生のところへ走る気持ちもよく分かります。

皆大変なのに、それでも助けようという優しさが、温かくて切ない。

朽木先生もまた、すごく優しい人です。

雲雀の気持ちを理解して、必要な言葉や態度を必ず示してくれます。

それこそ、必要とあれば自分の命も省みないほど。

その部分が「死にたがり」なのかもしれませんね。

 

時代背景もあるのか、誰もがストレートな言葉を言いません。

けれど、それは相手を気遣うからこそ。

優しささえ押し付けないように気遣う、切ないほどの優しさ。

涙が溢れそうになるという評判通りの作品でした。

まとめ

山中ヒコ先生の「死にたがりと雲雀」は、2016年9月7日に最新刊の4巻が発売されました。

現在、講談社の「ARIA」でも連載中です。

涙なしでは語れない、切ないほどに優しい下町人情物語。

先が気になる方は、そちらもチェックしてみてください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。