「春の呪い」2巻のネタバレと感想!妹の記録を辿る姉の気持ちとは

「春の呪い」2巻のネタバレと感想です。

1巻がまだの人は、コチラを先にどうぞ。

「春の呪い」1巻のネタバレと感想

 

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「春の呪い」2巻のネタバレ

たまたま見つけてしまった日記。

中身を読めば読むほど、当時の妹の心境が語られていくことに恐怖する夏美。

あまりにも似すぎていて、あまりにも生々しすぎる。

 

中には、姉の夏美への憧れ。

自身が冬吾に子供扱いに感じることを嘆く、微笑ましいことまでがぎっしり。

 

だけど、この表現は「今の」夏美には重すぎた。

なぜなら、春の代わりとして冬吾とデートし、そのデートで約束を破ってしまった。

 

「春をなぞらない夏美」でデートした事実を抱えた夏美には、重すぎたのです。

それでも、読み物として一度手にした日記を、夏美はめくらずにられなかったのでした。

 

妹・春の視線で語られていく病院での生活など

最初は貧血だった。次に入院が必要になった。

そして、徐々にガンに犯され体力を失っていく妹の春。

そんな彼女の最初の方の姿が物語では語られます。

 

その姿は、まさに誰もが羨むであろう仲の良い姉妹っぷり。

ですが、春の内心は嬉しさと同時に、姉への羨望しかありませんでした。

それは、入院して間もない時期で、姉が病室にいて冬吾も病室へやってきた時です。

 

姉の夏美に電話が掛かってきて、何やら探しものをし始めました。

その姿を見た冬吾は夏美にペンを。

同時に、今度は夏美が冬吾に絆創膏を手渡します。

 

僅かな時間で、お互いに必要な物を見つけ出してしまっていた。

この事に春は、最初は羨ましさを抱くのです。

しかし、この羨ましさは後に違ったものとして、春の中に根付くのでした。

 

死ぬのであれば、姉を地獄に連れていきたいと願った春

とても寒い冬の時期。

いつもの様に冬吾を待ち、遠くで冬吾が入ってきたことを春は確認。

同時に、夏美も入ってきて盛大に2人してズッコケました。

 

それを微笑ましく見ていたのですが、何かおかしい・・・と気付く春。

普段、あまり顔に表情を出さない冬吾の表情に気付いてしまったのでした。

自分といる時には出さない表情をしている、と。

 

その日の夜に、自分がもし死ぬのであれば、と考えます。

考えの答えは単純でした。

冬吾も連れていきたい、だけど無理。

 

だから、代わりに姉を連れて行きたい、と。

姉の夏美を連れて行って、冬吾には生きていて欲しいと願った。

しかし、春はそれもせず、冬吾とのツーショット写真を棺桶に入れて欲しい、と頼むのです。

 

結果として、夏美は死んでしまった妹にすらフラれてしまうことに。

夏美には、それだけ衝撃も強かったらしく、力なく床に体を引きずられ夜を明かすのでした。

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一方の冬吾はというと・・・?

別の人と見合いをさせられそうになっていました。

相手は再従姉妹で、顔◎、頭◎、性格は△くらいの自信満々のお嬢様。

 

冬吾の母は、さり気なくというつもりだったのでしょうが、周囲には丸わかり。

ちなみに、冬吾の母は周囲へ夏美のことを変な虫として説明していました。

冬吾は、このことを叔父である篤実に言われて、初めて知ります。

 

その言葉を聞いて、感傷にふけるわけでもなく、ただただ

「そうですか」

と一言返すだけでした。

 

何だかんだで結局、そのお嬢様の再従姉妹とデートに出かけることに。

しかし、デートの最中でも考えているのは夏美のことばかり。

 

再従姉妹にデートしたかーって聞かれても

「・・・アイツとは来なかったな」

とか、心の中で考えてしまっているほど重症。

会いに行けばいいのに、と言ってやりたくなるほどです。

 

そんな冬吾の元に入ってきた最悪のニュース

若い女性が電車で轢かれた。

その言葉を耳にした冬吾は、真っ先にあの時の事を思い浮かべるのでした。

 

踏切に乗り越え、線路に誘われていた夏美の姿を。

以前、あれだけ念を押したのですが、あの女なら・・・!

という考えの元に事故現場へ走っていく冬吾。

 

現場に着いた時に周囲から漏れ出した言葉は「女子高生」でした。

とりあえず、アイツじゃないということを確信できた冬吾。

 

そこへバランスを崩した別の女子高生が倒れ込み・・・?

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「春の呪い」2巻の感想について

最初から胃薬ちょうだい、胃薬。

と言いたくなるような展開。

 

妹視点の記憶の話は微笑ましい部分とかあるんですよ。

もちろん、夏美の話を知っていなければ、ですけれどね!

 

実際、死んだ妹の彼氏と付き合っていることだけに苛まれるならいいですよ?

でも、そこへ追い打ちをかけたのが、妹の本音が綴ってある日記です。

「地獄に連れて行くなら姉」とか言われたら、頭真っ白になりますよ。

 

多分、春が生きていた時に病室で言われたら、「うん」と言ったはず。

しかし、この日記を読む直前。さらには、読んだ後の夏美は即答できないでしょうね。

何しろ、自分自身も冬吾に惹かれていることに気付いてしまったから。

 

その板挟みの苦労は、すぐ後に妹の視線(呪いのようなもの)として描かれるんです。

あの時の夏美の恐怖に怯えている顔は、言葉では表せるものではなかったですね。

 

良い表情してますよー、あの時の夏美は。

ぜひ、その表情をあなたにも見て楽しんで欲しいので、感想で取り上げてみました。

 

「春の呪い」2巻のまとめ

妹のSNSを偶然見つけてしまい、中身を読み進めていった時に出てきた絶望感。

「地獄に連れて行くなら」なんて言われたら、脱力どころの話ではありません。

 

夏美の絶望っぷりがよく伝わる前半部分は、言葉だけでは伝わにくいです。

ぜひ、2巻を覗いて夏美と同じ絶望っぷりを味わってみてください。

 

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