「限界家族~母という名の女~」結末のネタバレと感想について

「限界家族」シリーズの「母という名の女」。

「あんたなんか産むんじゃなかった」。

そう言われ続けて育った娘はどう育ってしまうのか・・・。

ネタバレしておりますので、ご注意ください。

 

他のシリーズはコチラから。

「限界家族~悪戯~」結末のネタバレと無料試し読み!感想もあり

2017.01.17

 

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「限界家族~母という名の女~」のネタバレ

涼子の母・俊子は、バブル期に人気を博した作家。

だが、娘にとっては、母ではなく、「夢を追いかけるただの女」にすぎなかった。

俊子は、地主の家の末っ子に生まれ、わがまま放題に育てられた。

 

人形よりも本を好む子供で、短大に入ってからは、作家を目指し、同人誌に小説を投稿するようになっていた。

しかし、卒業後、公務員の父と出会い、娘の涼子を妊娠し、結婚・出産した。

新居は、資産家の俊子の父が頭金を出して購入した新築の家だ。

 

俊子は、父を仕事に送り出すと、家事も育児もろくにやらずに、読書ばかりしていた。

涼子の具合が悪くなると、父を早退させ、世話をさせていた。

 

「どうして子供なんか産んだんだろ 産まなきゃ良かった」

「この子がいなきゃ今頃は・・・」

 

そう考えた俊子は、育児日記に本や映画の感想ばかり書き、再び作家を目指し始めた。

そして、あるカメラマンと出会い、恋に落ちた。

 

無断での外泊が続き、子供の世話もしない俊子は、「涼子さえできなきゃ結婚しなくてよかったのに」とまで言い放つ始末。

両親の関係は、日に日に悪化していった。

 

ついに離婚を切り出した俊子は、家の頭金の返済と養育費を求め、涼子が小学校2年生の時、離婚は成立した。

やむなく母と暮らすことになった涼子だったが、掃除もしない母のせいで部屋は散らかり放題。

それでも、母は男を連れ込むようになった。

 

かなり歳の離れた池谷というその男は、半同棲状態になっていたが、「彼とはそういう関係じゃない」と俊子は言う。

池谷には妻がいる上に、涼子にも性的な悪戯をしてくることがあった。

俊子が夢を叶え、作家デビューして忙しくなると、池谷は全く来なくなり、涼子は安心した。

 

しかし、涼子が俊子の部屋に入るのを嫌ったため、俊子に家の合鍵を取り上げられてしまった。

夕方まで友達の家で過ごしたり、スーパーや本屋などで時間を潰していたが、俊子が帰って来るのは、早くとも22時にはなる。

 

ようやく帰ってきた母は、涼子の顔を見ると、心底がっかりした顔をしていた。

もしかしたら、涼子がさらわれていなくなればいい、と思っていたのかもしれない。

料理もほとんどせず、たまに作るのも、豚肉を炒めただけのもの。

 

少しでも文句をいうと、いつものように「あんたなんか産むんじゃなかった」と言われてしまう。

俊子は作家としては成功し、散財するようになっても、涼子の養育費はもらい続けていた。

 

しかし、それを涼子には殆ど使わず、いつもつんつるてんの服を着せていたため、涼子は学校で虐めにあっていた。

それは家でも変わらないようなものだった。

 

母に労られることなどなく、喧嘩になると必ず、「あんたなんか産まなきゃ良かった!あんたさえ生まれなきゃ結婚しなくて良かったんだよ!」との言葉が飛んでくる。

その言葉に何度も心を壊された涼子は、中学に進学すると不良と付き合うようになり、家に帰らないようになった。

 

見かねた涼子の父は、涼子が合宿に行っている間に引っ越しを済ませ、また3人で暮らすように。

籍は戻さず、涼子が高校を卒業するまで、との条件でまた家族3人の生活が始まった。

しかし、母の態度が変わることはなかった。

 

涼子が風邪を引いても心配することなどなく、嫌なことを言うばかり。

昔はかばってくれていた父も、諦めたのか、取り持つこともなくなった。

涼子は高校に入ると、恋愛に夢中になり、彼氏もでき、夜遅くまで帰らないことも多くなった。

 

卒業間近、2年付き合った彼氏との間に子供ができてしまい、結局中絶することになった。

そのことでうまくいかなり別れた彼氏がストーカー化。

涼子の職場に押しかけてくるようになったことを相談した先輩の家に、家出同然で身を寄せた。

 

そのまま、家族3人はバラバラになった。

その先輩とも別れたが、父とは時々会っていた。

ストレスから仕事を辞め、生活の厳しさから、水商売の世界に足を踏み入れ、何人もの男と体の関係を持つようになった。

 

しかし、誰とも恋愛はうまくはいかなかった。

最初のうちはいいが、やがて悪い癖が顔を出す。

相手に何度好きと言ってもらっても信じられず、ひどい言葉をぶつけてしまう。

まるで、母と長年いがみ合ってきたのと同じように。

 

結末のネタバレ:母との再会

ある日、祖父の葬儀で、俊子と再会し、再び会うようになるが、俊子は相変わらずだった。

涼子がどんな思いをしてきたか、全くわかってない母に、結婚を意識していた彼氏を会わせてみることにした。

 

しかし、涼子が席を外している間にメアドを聞くなど、娘の彼氏としてではなく、男として見ていることがわかる。

また悪い癖が出て、別れてしまった彼氏を、俊子は自分が遊んでもらいたい、と言って連絡を取ろうとしていた。

 

憤慨する涼子だったが、ようやく運命とも言える人と出会う。

正治は、優しい両親に育てられ、堅実で良識のある人だった。

涼子の悪い癖が出ても、他の人達とは違い、涼子自身のことを一番に考えろ、と言ってくれる。

 

母を許せない自分を責める必要のなくなった涼子は、正治の言葉なら信じられるようになる。

しかし、本が売れず困窮した俊子が再び連絡をしてきて、さらに衝撃的な言葉を告げる・・・。

 

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「限界家族~母という名の女~」の感想

限界家族のここは、直接的な虐待ではないかもしれませんが、精神的にくるものがありました。

しかし、あなたは母親の名のもとに、その役割を全く果たさない人と一緒に暮らせるでしょうか。

無理だなー。

 

ネグレクトかもしれませんね。

おまけに、事あるごとに、「産むんじゃなかった」と言ってくる。

これでは、その後の人間関係に悪影響があったのも、仕方がないかもしれません。

 

涼子の場合は、母以外にはそこまでひどい人には会わなかったのも良かったです。

池谷さんはダメですがすぐいなくなったので、最後にいい人に巡り会えて助かりました。

もし、正治がいなかったらどうなっていたのか、恐ろしい気もします。

 

まとめ

少し漫画的抑揚が少なく、事実が淡々と進んでいくタイプです。

そこが逆にリアリティを増してる部分もあります。

正直言って、早くお母さんと会うのをやめてしまいなさい!と何回も言いたくなりましたが。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

映画でも漫画でもゲームでも面白いものが好きです。と言っても、ギャグ一辺倒ものよりは、すごく笑える小ネタがあるものが好みです。最近はweb漫画ならではの練られた構図やパラパラ漫画風の表現に驚かされてばかりです。