「ウツボラ」ネタバレと感想!死んだ藤乃朱ソックリな女は誰なのか

「ウツボラ」1巻のネタバレと感想です。

1巻だけでもかなり濃いミステリー物となっており、整理するのが大変な作品。

その分、読み応えはありますよ!

 

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「ウツボラ」あらすじ

小説家・溝呂木舜は警察から呼び出され、急いで病院へ向かった。

そこで見せられたものは足しか見えない人の死体。

溝呂木は死体が所持していた携帯電話の着信履歴から呼び出されたのだった。

 

呼び出された病院で三木桜という女性と知り合う。

そして、この三木桜を中心に物語は、不可解な方向へと進んでいく。

 

詳しいネタバレ1:刑事から「三木桜」という人物

病院で同席していた若い刑事・海馬から連絡を受けた溝呂木。

海馬から知らされる事実は、普通の人間なら信じられる言葉ではありませんでした。

なぜなら、連絡先、電話番号、自宅の住所、これらが全て嘘偽りのでたらめばかり。

 

「三木桜」という人物の証明ができないのだ、と知らされるのです。

さらに厄介なのが、姉と言った藤乃朱の顔は飛び降りた時の衝撃で、頭が潰れてしまっていたこと。

顔の認証が不可能なので、本当に姉妹なのかすら怪しくなってしまったのでした。

 

詳しいネタバレ2:桜と共に訪れる藤乃朱の部屋

海馬から聞かされた事実を胸にしつつも、桜と会って藤乃朱の部屋へ訪れる溝呂木。

だが、溝呂木は桜のために一緒に来たのではありませんでした。

 

目的のものは・・・「ウツボラ」の原稿。

実は、溝呂木が書いている「ウツボラ」は桜の姉・藤乃朱の盗作なのです。

席を外した桜を他所に、原稿を探し始める溝呂木。

 

そこへ帰ってきた桜が手にしていたものは、第二回目の原稿用紙。

全く訳がわからない・・・と固まる溝呂木でしたが、第二回目の原稿を辻に提出。

桜の謎を知らぬまま、溝呂木は原稿用紙を手にしていたのでした。

 

詳しいネタバレ3:秋山富士子という女性が急浮上

溝呂木とカフェで話し合う海馬は、一つの真実に辿り着きます。

それは、死んだ藤乃朱が所持していた携帯電話の契約名。

海馬は割り出した情報から辿った事実を溝呂木にぶつけます。

 

秋山富士子。

そして、同時に溝呂木へ静かに語りかけていくのです。

「藤乃朱」はペンネームで、本名は「秋山富士子」という女子学生だったのではないか、と。

 

手元にある「秋山富士子」の学生証のコピーと「藤乃朱」の顔は一致しない。

つまり、それは「三木桜」とも似ていないということになります。

海馬の推理に気でも当てられたのか、感情を露わにして溝呂木は席を後にするのでした。

 

詳しいネタバレ4:海馬の過去と桜にハマる溝呂木と盗作の原稿

海馬が藤乃朱に執着する理由は、かつて妹が同じような死に方をしたからでした。

そのトラウマから今回の事件に強く関心を持ち、休日まで返上して捜査に当たっていたのです。

 

一方、溝呂木は桜に溺れる。

姪っ子のコヨミと出かけている最中に鳴った電話で、すぐさま桜の元に駆けつけるほど。

桜の泣いている姿に動揺するとともに、自分に何を求めているかサッパリ理解できない自分がいる溝呂木。

 

「君は・・・君たちは・・・何がしたいんだ・・・?」

彼女たちの思惑を理解できず顔を覆う溝呂木に、桜は囁くように呟きました。

「本を出しましょうよ先生」

 

そして、溝呂木の担当である辻は溝呂木の原稿が盗作であることに気付いていました。

ただ、結末だけが違う。

そんな考えをしている時に辻の携帯に着信が鳴り響くのでした。

 

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「ウツボラ」の感想

ミステリー漫画として、私が読んだ中では最近で最も興味をそそられる作品でしたね!

藤乃朱という女性と三木桜という女性像が、重なったりブレて幻影のように見える。

絵で表さず、キャラの言葉で話させ、読者に表現してイメージさせるのって凄いな!

 

というように感じさせられました。

普通、漫画だったら左右のどちらかにブレた絵とコマが入るじゃないですか。

そういうのが一切ないんですよね、これ。

 

絵なんですけれど、小説を読んでいる気分になってしまいましたよ。

本当に。

 

あと、コヨミちゃんが可哀想で、可哀想で。

おじさま(溝呂木のこと)に恋しているんだけど、その恋は叶うことが無いんだよねぇ・・・と。

酷い、酷すぎるっ!

 

1巻終盤の外に一緒に出て、鍵でも・・・というコマ次。

そこで、口を少し尖らせるコヨミがたまりませんッ!

ああ、恋してるなぁ、と読んでる私の心はほっこり。

 

でも、そんな甘酸っぱいシーンが「ウツボラ」で続くわけがなく・・・。

なんで、なんで今なのよ、電話。

って愕然としました。

 

しかも、溝呂木おじさんはそっちに飛んで行っちゃうし。

だから、今の今まで独身貴族だったんでしょうねー、というのが分かるシーンでした。

 

さて、感想のまとめとなりますが、非常に良質なミステリー漫画である、と胸を張って言える作品。

少しでも世界を覗き込んでしまったら、たちまち虜になること間違い無し!

ぜひ、一度その世界を体験するために、試し読みでもいいので手にしてみてください。

 

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