「親なるもの断崖」結末のネタバレ!梅や武子はどうなったのか

「親なるもの断崖」のネタバレ&感想です。

がっつりネタバレしているのでこれから読もうと思っている方はご注意ください。

 

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「親なるもの断崖」あらすじ&ネタバレ

昭和2年4月―

器量良しの姉妹、松恵と梅。才色兼備の武子。そして道子。

青森の貧しい漁村の娘4人は北海道室蘭の遊郭に売られることになりました。

 

姉妹の姉・松恵は、その器量をかわれて遊郭に入ったその日に客を取らされます。

しかし生娘だった松恵は客を取った後ショックで自殺してしまいます。

松恵の借金は妹である梅が持つ背負うことに・・・

 

当時まだ11歳だった梅。

まだ見習いの歳でしたが自ら志願して客を取ります。

そして梅は人気の女郎になっていきます。

 

女将に芸妓として見込まれた武子。

女将に京言葉を教わり、京の没落した公家の娘として芸妓になります。

先輩からのイジメや厳しい稽古に耐え幕西一人気の芸妓となります。

 

道子は容姿に恵まれず、下働きとして働くことを命じられます。

梅の付き人をしながら、女郎にあこがれる道子。

そして道子は自ら懇願し、他の店へと売られて女郎をすることになります。

 

人気の女郎となった梅。

そのころ反政府運動をしていた青年、中島と恋に落ちます。

愛国主事者に追われることとなった中島と一緒に逃亡することを決意する梅。

 

逃亡の際に梅は、道子も連れ出して足抜けを図りますが―

道子は梅と間違われ愛国主義者に殺害されてしまいます。

梅も逃亡に失敗し店に連れ戻されることに・・・

 

そして月日は経ち、梅は18歳に。

足抜けの際に知り合った大河内に、3年前から身請けを申し込まれていた梅。

しかし梅は中島のことが忘れられなかったため断り続けていました。

 

この身請けの話を薦めていた武子は梅を説得します。

死んでいった松恵、道子、自身の子供・・・

全ての魂を宿す子供を産め、と武子は梅に言いました。

 

そして梅は大河内と結婚することになります。

大河内との間に子供を授かり、普通の生活ができるのかと思いきや・・・

梅が女郎であった過去があるため周りから偏見の目で見られます。

 

子供の将来を案じて、梅は大河内と子供の元から離れてしまいます。

梅の子供である道生は、父である大河内と大河内の母に育てられることに―

 

▼以下から詳細のネタバレをしています。

作品を読んでみたいなと思われた方はこちらからタイトルで検索してみてください。

―――リンク1―――

―――リンク2―――

 

梅の娘・道生

昭和17年4月―

男勝りなガキ大将と成長した道生は小学校に入学します。

しかし、ここでも女郎の子供という噂がつきまといます。

 

道生を(悪い意味で)特別扱いする教師。

同じ教室で学ぶ女子生徒から母親のことを聞かれてケンカ。

ケンカをしているところに教師がやってきて言います。

 

「大河内道生・・・またおまえか・・・」

そんな教師や周りの人間に道生は訴えかけます。

「母さんは何も悪いことはしてない!!私も非国民じゃない!!」

 

戦争はいけないって

人を殺すことがいけないって

そう言ったらどうして非国民なの!?

 

親と子が離ればなれになって

お父さんやお兄さんが死んでしまうかもしれないのに

どうして万歳って言うの!?

 

母は女郎だったけれどそうして生きなきゃならない人もいるんだ・・・

それがわかっているのに知らないふりして弱い人をいじめる大人はずるい。

そう道生は訴えかけます。

 

しかし―

「非国民!!この聖戦を何だと思ってる!!」

と、教師は道生を叱りつけるのでした・・・

 

武子のその後

武子は女将の教え通り京の出身と身分を偽り、芸妓の道で頂点へと上り詰めます。

そして、その女将をも越える力を手に入れ、富士楼から女将を追い出します。

有力な力とは、民政会のトップである大林でした。

 

武子は大林というパトロンを味方に付け、富士楼の女将の座につきます。

女将に育てられた恩よりも恨みの方が強かった武子。

富士楼を乗っ取ることで恨みを晴らそう、そう思っていたのでした。

 

女将業の傍らで武子は、反政府運動をする中島に陰ながら協力していました。

そんな武子の裏切りを知った大林。

問いつめる大林に、開き直る武子。

 

大林は開き直る武子を殺害しようと日本刀で切りかかりますが―

武子は隠し持っていた銃で大林を返り討ちにします。

 

「他愛のない。女ひとりの夢もかなえられぬのか」

 

終戦、それぞれの道

昭和20年―

梅は小樽で小さな飲み屋を営みながら戦災孤児の姉妹を世話していました。

梅の死亡の知らせを聞き小樽へ駆けつけた大河内と道生。

梅が世話していた姉妹から、梅の最期を聞かされます。

 

昭和32年―

終戦した日本は、売春防止法が試行され遊郭は無くなることに。

富士楼も閉めることになり幕西遊郭は長い歴史に幕を下ろそうとしていました。

 

戦後、武子は米軍兵を相手にする娼婦をしていました。

そんなとき、進駐軍相手に芸を披露していた元女将に再会。

武子は変わり果てた姿になった元女将を引き取りました。

 

病に倒れた元女将は危篤状態に―

武子は元女将の枕元で梅の娘の話をするのでした。

 

「今日あたりあのお梅の娘の嫁入りだと。

今じゃ道生は小学校の立派な先生様になって、

戦争の恐ろしさを毎日子供たちに説いていると」

 

ネタバレを含む感想とか

この漫画はノンフィクションではないけれど、史実に基づき作られた作品です。

戦前~戦後の日本であったであろう物語となっています。

戦争はいけない、もちろんそうなんですがそんな簡単な言葉じゃ言い表せない・・・

当時を生きた人たちの思いを伝える作品だと感じました。

 

おかしいことをおかしいと言えなかった時代。

正論を言う人がおかしいと言われるそんな時代。

道生のような真っ直ぐな子は生きづらい世の中だったんだなと思います。

 

まあ今の時代でも日本はその名残がありますけどね・・・

集団生活すると多い方の意見に合わせないといけなかったり。

上の言うことには逆らえなかったり。

 

戦後、昭和を経て平成の現在でさえ、まだ当時の考え方が残っていたりします。

それも時代とともに変わっていくのでしょうけど・・・

しかし当時のことを忘れてはいけないともまた思います。

 

道生が教師になり、戦争のことを教えていたように。

ちゃんと事実を伝え、それを受け入れて、私たちはどうしなければいけないのか。

学び、考えることが必要なんだと思います。

 

戦争を知っている世代が少なくなった今。

こういった漫画で伝えるのもひとつの手だと思います。

いろんな人に読んでもらいたい・・・そう思える作品でした。

 

最後に、個人的にもっとも印象深かった台詞。

道生のクラスの教師が出征するところでの会話を置いておきます。

 

「どうして私たちの教科書には平和という言葉がないのですか?

どうして平和の意味を学校で教えてくれないのですか!?」

「それはお前が自分で考えろ。自分で考えて生きていくんだ」

 

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少女漫画も少年漫画も大人向けの漫画も読む雑食系大人女子() 持ってる漫画は2,000冊を超えているとかいないとか(把握しきれてない) 昔はファンタジーや恋愛ものをよく読んでいましたが、最近はBLにハマって腐女子化しております。まあある意味ファンタジーな恋愛ですし(笑)