「ニトロちゃん」詳しいネタバレ!教師から受けた性的体罰とは

学習障害、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、そしてアスペルガー症候群という作者。

その作者の幼少時から思春期までを赤裸々に描いた物語。

理解されないからこそ遭遇してしまった不条理な物語をネタバレしていきます。

 

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「ニトロちゃん」詳しいネタバレ

元気な健康体で生まれた主人公・多田ニトロ

人に触られるのが嫌いという特徴はあるものの、それ以外は普通。

むしろ、他の同い年の子供より、成長は早い子供だった。

 

小学生

そんなニトロの変化が見え始めたのは、小学校に上がってから。

ニトロには、自分のルールがあった。

 

朝ご飯を食べて学校へ行き、帰りは決まった道を通り、決まった寄り道スポットを巡る。

それを乱されれると、自分でも抑えることのできないパニックに陥る。

 

しかし、テストなどの成績は良かった。

特に、国語のテストの成績は良く、低学年の小学生には難しい漢字も読める。

けれど、なぜかひらがなが上手く書けない。

 

お陰で担任の先生に目をつけられた。

そして、生活態度も悪いことから、問題児のような扱いに。

それもこれもニトロは、学校のルールではなく、自分のルールに従っていたからだ。

 

そんなニトロは、クラスでも浮いた存在に。

友達の話が聞けないし、相手の気持ちが分からない。

どこでも自分のルールを貫くニトロ。

 

小学校の学年が上がれば上がるほど、その特異さは露呈していく。

さらに大変だったのは、その当時の担任の先生が、とても厳しかったこと。

 

自己のルールに従うことで、集団行動は勿論、学校のルールにも従えない。

そんなニトロは、当たり前のように、担任の先生に目をつけられ、体罰を受ける日々。

苦しくて、辛くて、担任への恨みを募らせながら家で一人泣いて過ごしていた。

 

そして、次第にエスカレートしていく体罰。

ある日、担任の先生は、ニトロに「死ね」と囁いた。

その言葉を聞いたニトロは、自分は死ななくてはいけないのだと考えるように。

 

死に場所を探して回るニトロ。

機会さえあれば、すぐさま死ねるような精神状況だった。

 

そんな日々の中、そのまま月日は流れ、ニトロは小学校を卒業することに。

ニトロは、恨めしい担任教師との別れに歓喜した。

 

中学生

そして、中学一年生になったニトロの担任は、若く生徒たちに面白いと評判の男性教師。

ニトロも最初はそう思っていた。

けれど、その担任教師は、生徒への対応の差が激しい教師だった。

 

気に入っている生徒には、にこやかに接する。

しかし、そうでない生徒にはキレやすく、すぐに殴る。

 

集団行動が苦手で、学校のルールに従うこともできないニトロは、勿論気に入られることもなく。

さらに、この頃のニトロは、既に勉学にもついていけない状況となっていた。

いつも点数の低いニトロは、担任教師から体罰を受けるように。

 

そればかりかこの教師は、密かにニトロを呼び出し、性的な体罰を与えるのだ。

何をされているのか分からないが、嫌悪を感じるニトロ。

それでも、大人の男性の力に勝てるわけもない。

 

次第に、ニトロは男性というものに、恐怖からくる拒絶反応が出るように。

声を掛けられるだけで全身に汗を掻き、震えが止まらない。

声も出せず、ただただ恐怖に震えるばかり。

 

辛く悲しい日々の中、ニトロには遺書を書くという日課ができていた。

最初は、半年ごとの間隔で死ぬことになったら、何がしたいかを書いていたニトロ。

それがいつしか、遺書を書くようになり、それは日課となっていった。

 

そんな日々の中、ニトロが生きられたのは、時折かけられる他の生徒からの優しい言葉。

そして、家での変わらない生活。

 

運命の出会い

しかし、そんなニトロにも転機が訪れる。

それは、中学二年生の時。

担任教師の体罰が、他の生徒の親から露呈し、教師は学校を去ることになったのだ。

 

安堵したニトロだが、新しく担任となった教師は、またも男性。

一見すると優しそうだが、油断してはいけない。

ニトロの緊張は緩むことがなかった。

 

だが、川平先生は、本当に優しい先生だった。

ニトロを怒ることもなく、頼まれごとをこなすと、お礼もされる。

安息に日々がニトロにやって来たのだ。

 

そして、ニトロが安心を得る決定打。

他の先生の八つ当たりに絡まれているところを、川平先生は助けてくれたのだ。

さらに、ニトロのことを、お前は悪くないのだと言ってくれた。

 

初めて、「先生」という相手に、安心できたニトロ。

この川平先生との出会いが、今までのニトロを変えてくれることになる。

 

もっと詳しい内容は、ぜひ、本編をチェックしてみてください。

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「ニトロちゃん」を読んだ感想

幼少時から障害を抱えることになったニトロこと、作者の沖田先生。

しかし、ニトロちゃんは一見、障害を抱えていることは認知されない。

見た目は普通、対応も、ちょっと不思議ちゃんなのかと思われるくらい。

 

意思の疎通はできるし、むしろ、よく喋り過ぎて引かれるほど。

ましてや、本人が断固、自分に障害があると認めていなかったそうです。

その状況が重なり、周りに理解されず、不条理な扱いをされてきました。

 

その中で、川平先生に出会えたことは幸運でしかなかったはず。

何が一番嬉しかったかといえば、普通に接してもらえたことだと、沖田先生は語ります。

 

普通というと、当たり前のように感じますが、これが難しい。

人にはそれぞれ感情があるわけですから、分け隔てなくというのは大変。

 

作中でも言われていますが、ニトロちゃんは、やはり浮いた存在です。

その特異な存在感は、周囲には違和感のように目立つ存在となってしまっていたようです。

そのような中、川平先生は普通に、分け隔てることなく、接してくれたと。

 

どれだけ、ニトロちゃんには革命的な出来事だったでしょうか。

あとがきにも書かれていましたが、認識の違いということを知った衝撃。

誰かは良い人だと思い、また違う誰かは、殺意を覚えるくらい嫌悪している。

 

同じ空間の中、同じものを見ていたとしても、受け取り手によって、全く変わってしまう。

それは、決して障害を抱える人だからということではないのかもしれません。

 

些細なことであっても、それが人によって大きな影響を与えることもある。

良くも悪くも、与える影響力というものを忘れることなくいなければいけないな、と。

 

同じ人間でもあり、個の人間。

人それぞれが抱える状況や感情があるということ。

そして、人と共存するのであれば、自分の価値観だけで生きてはいけない。

 

そんなことを、改めて考えさせられる作品でした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。