「残酷な神が支配する」最終回のネタバレ!ジェルミとイアンの結末とは

「残酷な神が支配する」最終回(最終巻)のネタバレ&感想です。

がっつりネタバレしているのでこれから読もうと思っている方はご注意ください。

 

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「残酷な神が支配する」あらすじ&ネタバレ

ジェルミはボストンで母親と二人で暮らす男子高校生。

母親・サンドラはアンティークショップで仕事をしていました。

その店へ訪れた英国紳士・グレッグとサンドラは恋に落ちます。

 

そしてサンドラはグレッグと結婚しますが―

グレッグはジェルミに肉体関係を要求します。

最初はジェルミも拒否しますが、グレッグは何かとサンドラを盾にします。

 

精神的に弱いサンドラを見捨てるわけにも行かずジェルミは抵抗できません。

そして、グレッグの行為は性的虐待へとエスカレートしていきます。

母のことを想い我慢し続けるジェルミ。

 

しかし我慢は限界を超え―

ジェルミはグレッグを殺す計画を企てます。

そしてグレッグの車に細工をして事故を起こさせます。

 

計画ではグレッグひとりを殺すはずでした。

しかし、車に乗っていたのは運転するグレッグともうひとり。

サンドラが一緒に乗っていて―!?

 

愛する母を殺してしまったことに心が壊れていくジェルミ。

自分の殻に閉じこもってしまいます。

そしてそんなジェルミの様子を見守る、グレッグの息子であるイアン。

 

イアンはジェルミが父親の死と何か関係があるのではと考えていました。

そして真相を追求しようと決意しますが・・・

その真相はイアンの想像を裏切るもので―!?

 

▼以下から詳細のネタバレをしています。

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ジェルミとイアン

ジェルミはイアンに全てを打ち明けます。

しかしグレッグとサンドラの事故は、車の欠陥が原因の事故と処理。

イアンもジェルミの告白を全て否認してしまいます。

 

全てを否定されたジェルミは、故郷のボストンへ戻ります。

旧友であるキャスとともに売春夫生活に。

一方イアンは偶然、父の書斎で思わぬものを発見してしまいます。

 

それはグレッグがジェルミにしてきたことの動かぬ証拠

イアンは事の真相がジェルミの言ったとおりであることを受け入れます。

そしてジェルミをも否定した罪の意識から、ジェルミを探し出します。

イアンはボストンからジェルミを連れ戻し同居することになりました。

 

イアンはジェルミを荒んだ生活から脱出させようとします。

心のケアをさせるため、ジェルミにカウンセリングやらを薦めます。

イアンは兄として、ジェルミを気にかけるのですが―

 

いつしか兄弟愛であったものが、恋愛感情へと変わっていきます。

そしてイアンとジェルミは体を重ねます。

しかし、ジェルミにとってのそれは恋愛とは違うもので―

 

グレッグから性的虐待を受けていたせいで恋愛に良いイメージがないジェルミ。

身体的な関係は暴力的であって純粋ではない。

愛おしいと言う感情ですら支配的な感情だとジェルミは思っていました。

 

自分はそんな感情を持ちたくはない―

誰も傷つけたくないし傷つきたくもない。

そんな思いからジェルミはイアンを愛せずにいました。

 

イアンはと言うとジェルミを愛しているし、愛して欲しいと思っていました。

しかしジェルミは言います。

「セックスに愛なんてない!あんなもの金で買えるじゃないか!」

 

その言葉に対しイアンはジェルミに問います。

「オレは体だけの人間か?オレの心は?見えないか?」

欲望だけではない愛だってあるだろう、とそうジェルミに訴えかけますが・・・

 

「心がないのはぼくだ。ぼくはイアンのようにはできない―!」

 

リン・フォレストへ

ジェルミの悲痛なほどの叫びに何も言えなくなってしまうイアン。

自分の痛みより、ジェルミの痛みの方が苦しい・・・

そう感じたのでした。

 

これ以上求めてもジェルミを苦しめるだけだ・・・

そう思ったイアンはジェルミと距離を取ることにしました。

ジェルミも、イアンの家へ帰ることがなくなりました。

 

そんなとき、イアンの元へ叔母のナターシャから電話がかかってきます。

イアンの大学受験合格のお祝いの電話でした。

その電話でイアンは実家であるリン・フォレストに帰って報告すると伝えます。

 

「帰ってくるの?じゃ、ジェルミも一緒に?」

とイアンに問うナターシャ。

イアンは、自分だけが帰るつもりだと伝えると・・・

 

「イアン・・・わたし・・・ずっとジェルミのことが気になって・・・」

グレッグがジェルミに行っていたことを知っているナターシャ。

知っていたにも関わらず助けることができなかったことを悔いていました。

 

ナターシャは続けました。

「かたづけものをしてたらサンドラのものがいろいろ出てきて・・・」

サンドラのものは遺品となるのでジェルミに見て欲しいとのことでした。

 

イアンはジェルミがいる学校の寮へ電話します。

ナターシャからの伝言をジェルミに伝えるイアン。

そして二人は週末に、リン・フォレストへ戻ることになりました。

 

「お帰りなさい!」

と出迎えてくれるナターシャたち。

ナターシャに挨拶するイアン。そして家に入ろうとしましたが―

 

「ジェルミ?ジェルミ!」

立ちすくむジェルミにイアンは駆け寄ります。

「ぼく・・・ぼくは・・・」

 

「どうしたんだ!?ジェルミ?」

イアンは取り乱すジェルミの腕をつかみます。

「帰る!・・・だ・・・だめ・・・!」

 

引き返そうとするジェルミ。

何がいけないのかとイアンはジェルミに問いますが・・・

「わからない・・・ごめん!だめなんだ・・・この家!」

 

この家で起きたこと、それがトラウマになっていたのでしょうか。

ジェルミは家に入ることができませんでした。

とは言うもののジェルミをひとりで帰らせるわけにもいきませんでした。

 

「この家には入れないのならボート小屋はどうだ?」

と、提案するイアン。

そしてジェルミはボート小屋に泊まることになるのでした。

 

残酷な神

ボート小屋へジェルミの夕食を持って行くイアン。そして―

「なにも考えずここに誘ってしまって・・・」

と、リン・フォレストへ誘ったことを謝ります。

 

「おまえに会える口実になると思ったんだ・・・」

そして二人はこれまでのことを語ります。

自分自身の愛、そしてグレッグやサンドラたちの愛を考えます。

 

グレッグはジェルミを愛していたのだろうか?

否、あれは暴力だ。

愛と暴力はイコールではないのか?

 

そしてジェルミの母、サンドラはジェルミを愛していたのか?

幼い頃から仲の良かったサンドラとジェルミ。

しかしグレッグとジェルミの関係を知っていて知らないふりをしていました。

 

幼い頃からジェルミが知っているサンドラと、ジェルミを見捨てたサンドラ。

どっちが嘘なのか?

幼い頃から愛されていると思っていたのに全部が嘘だったのか?

 

誰かを愛するとその愛が支配する。誰かに愛されるとその愛が服従を強いる。

どうやって愛を信じればいいのか・・・

ジェルミはそう考えていました。

 

親は愛と暴力で子供を支配する。

子供は無力で親に依存して生きていくしかない。

親の感情に引きずられ支配され呪いをかけられてしまう。

 

子供にとっては親が全て。

親は子供にとって人間ではなく神である、そうジェルミは言います。

そう、ジェルミは残酷な神に支配された子供だったのでした―

 

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結末のネタバレを含む感想とか

終始、グレッグのジェルミへの性的虐待が胸糞な印象で(汗)

追いつめられてグレッグに殺意を感じるのはもっともだなと感じます。

そして、ジェルミは犯行に及んでしまうわけですが・・・

 

結局は車の欠陥による事故として処理されジェルミは無罪放免。

しかし事故を起こすようにいじったのは事実ですからね。

ジェルミはグレッグとサンドラを殺した、という罪の意識に苛まれるわけで。

 

罪の意識や愛していたサンドラを失ったというショック。

また、サンドラがジェルミとグレッグとの関係を知っていたという事実。

それを知ったショックもあったんでしょうね。

 

殻に閉じこもってしまい、ジェルミの時間はそこで止まってしまったのでしょう。

譫言のようにイアンに「ぼくを生んで」と言うジェルミ。

それはきっと止まってしまった時を動かして欲しい・・・

助けてほしい、そういう意味だったのかと感じました。

 

最後の最後に、ジェルミの時間が回り始めます。

グレッグとサンドラを殺してしまったこと、事実を受け入れます。

そして、人殺しでも愛することを試してみてもいいのか・・・

 

少しずつですが前向きに考え始めるようになるジェルミ。

そんなジェルミを優しく抱きしめるイアン。

その時イアンはようやく、ジェルミを生んだ気がしたのでした。

 

すぐに幸せな日々に・・・

とは行きませんが過去に縛られず前向きに生きようとするジェルミたち。

まあ、ハッピーエンドなのかな・・・という感じです。

 

全体的には性的虐待の描写や、ジェルミの心情とかが痛々しくて辛いな・・・

と、いう印象の作品でした。

しかしそこから、親の愛だとか、恋人同士の愛だとか、生と死だとか・・・

いろいろと考えさせられる物語だったなと思います。

 

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少女漫画も少年漫画も大人向けの漫画も読む雑食系大人女子() 持ってる漫画は2,000冊を超えているとかいないとか(把握しきれてない) 昔はファンタジーや恋愛ものをよく読んでいましたが、最近はBLにハマって腐女子化しております。まあある意味ファンタジーな恋愛ですし(笑)