「声なきものの唄」4話のネタバレ!フミと乗ったおちょろ船の結末

廓内でも最上級の見世、東陽楼。

東陽楼で娼妓として働くことになったチヌ。

 

他の娼妓たちから嫉妬を受けながらも、若様に支えられて健気にひた向きに頑張ります。

そして、いつしか半年が経ちました。

 

16歳の若さで東陽楼の2番手娼妓、千鳥となったチヌの波乱の物語をネタバレしていきます。

 

前話までの内容は、下の記事からチェックしてみてください。

「声なきものの唄」3話のネタバレ!若水がチヌを特別視するのはなぜ?

2017.02.19

 

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「声なきものの唄」4話のネタバレ

廓でもトップクラスの娼館、東陽楼の娼妓となって半年。

神様のように慈悲深い若様や、しっかり者の禿、美緒に支えられる日々。

チヌは、娼妓・千鳥として若様以外にも、何とかお客様が付くようになっていた。

 

そんなある日、東陽楼に新しく売られてきたのが、フミという女性。

どこか姉のサヨリに似た風貌をしたフミを気に掛けるチヌ。

 

フミは、容姿は美しいが、少々、精神が幼く未熟だったのだ。

善し悪しの区別もつかず、奔放な振る舞いをしては他の娼妓に怒鳴られていた。

 

そんなフミはチヌに懐いており、楼主からもチヌが後見になれと申し付けられる。

しかし、何かと粗相を仕出かすフミのお陰で、チヌが毎回頭を下げることに。

そればかりか、フミはお客に買われた後の態度が酷かった。

 

床の中ではイビキをかいて寝たまま抱かれ、さらには、おねしょをしてしまうのだ。

当然、金を返せと毎回客に怒られる事態になり、番頭も怒り心頭。

遣り手役のトシに何度と厳しい仕置きをされようが、フミの粗相は続いていた。

 

そんなフミを見て、娼妓の一番人気である「お職」の巴は言う。

不自由であろうが、己が食べて行くためにも娼妓は体を売らなければいけない。

誰も助けてくれないこの世は切なく、むごいものだと。

 

その言葉に、思い悩むチヌ。

チヌの場合は、若様という自分を救ってくれる神様みたいな人がいた。

そして今も、若様に支えられている。

 

しかし、その若様に対しても、チヌは悩んでいた。

神様のなさることに口出しはできないが、なぜ、若様は自分を抱かないのか。

そして、勘付いてしまったのは、若様の心の中にいる想い人の存在。

 

そこでさらに悟ってしまったチヌ。

娼妓とは、客の男性の気持ちに縋ってしか生きられない怖い仕事だということ。

そして、若様を勝手に慕い、嫉妬の心を持ってしまう自分のなんと身の程知らずなことか。

 

ある日、とうとう娼妓たちからのフミへの怒りが爆発。

フミは、他の娼妓たちが隠していた食べ物を勝手に盗み食べていたのだ。

痛めつけられ、小部屋にて監禁される仕置きにあうフミ。

 

そんなフミに、雇い人の栄太と共に差し入れを持って会いに行くチヌ。

するとチヌは、差し入れを持っていた栄太に、股を貸すから食べ物をくれと笑う。

小さい頃から、そうすれば皆、食べ物をくれたからと。

 

そして、怒りの解けない番頭の指図により、その後、フミは「おちょろ舟」行きにされる。

「おちょろ舟」とは、海上の小舟で船乗りたち相手に客引きをする仕事。

沖に留まる船に乗り込んだ後は、迎えの小舟が来るまで逃げることができないのだ。

 

つまり、何をされようが、花代を貰っていなかろうが、逃げられない。

さらに、花代は陸地のときの半値。

おちょろ舟に乗せるというのは、稼ぎのない根性悪な娼妓への荒療治に使われていたのだ。

 

それを聞いたチヌは密かに、フミと共におちょろ舟へと乗り込む。

おちょろ舟の船頭役だった栄太は、花代をつけた船に乗り込む際、チヌがいることに激怒。

 

しかし、そんな栄太を振り切り、チヌはフミと共に停泊する船へ。

上玉であるフミは、船長に早々に選ばれ、チヌも他の船員の相手をすることに。

東陽楼の客とは違って船乗りたちは乱暴であり、相手をするのは苦痛を伴うものだった。

 

その最中、船長の怒鳴り声が響く。

またも、フミは粗相をしてしまったのだ。

怒り狂う船長に、頭を下げるチヌ。

 

自分が後見役だから、責は自分が全て負うから、フミを見逃してほしいと。

それなら、何をされても文句は言うなと脅す船長。

そして、チヌは、何をされても暴力的な船員たちの相手を夜明けまで務めることに。

 

迎えの栄太の前で、チヌに愉快だったと嘲りの笑いを浴びせた船員たち。

だが、チヌはボロボロな身体を支えられながらも、笑顔でまたどうぞ、と返してみせる。

すると、チヌのその姿に、船員たちは笑うのを止め、神妙な顔つきに。

 

さらに戻った東陽楼でも大騒ぎ。

お職の次席である「二枚目」のチヌが、なぜわざわざおちょろ舟などにと。

けれどチヌは、フミをおちょろ舟に乗せるのなら、また自分も行くとだけ告げて倒れてしまう。

 

もっと詳しい内容が知りたい方は、ぜひ、本編をチェックしてみてください。

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読んだ感想

第4話の副題は、「弱き者たち」。

娼妓になる女性たちは、誰しも心に傷を負っています。

しかし、救いもなく、どうにか自分で生きていかなくてはいけません。

 

その中でも、今回のフミという存在は、その象徴のようでした。

精神が未熟なため、子供時代から大人や男性たちにいい様に使われ、涙を流してきました。

そんなフミの言葉にできない、拒絶の心の表現方法が、おねしょだったのです。

 

それに気づいたチヌは、さすがです。

彼女の心根のなんと強く優しいことか。

 

言葉では、いくらでも優しい言葉はかけられます。

けれど、チヌは優しい言葉や、上辺での心配している言葉はかけません。

自らの行動で、その心を表現してみせます。

 

最初、姉を恋しく思って泣いてばかりいたチヌからは考えられません。

これで16歳ですから、この先、さらに成長したチヌは、どうなるのでしょう。

 

そして、今回は登場が少なかった若様。

しかし、それでもきちんと存在感を発揮するのが若様です。

 

どうやら、若様には想い人がいるとチヌは気付きました。

古今集を見た瞬間、表情を変えましたからね。

若様の想い人とは、一体、どんな人なのでしょう。

 

チヌと若様の関係もどうなるのか。

ただ、ここまで読んでしまうと、個人的にどうしてもチヌ贔屓になってしまいます。

できれば、どうかチヌが幸せになれますように。

 

毎回、娼妓たちの人生に切なさを感じながらも、先が気になって読み続けてしまいます。

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ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。