「声なきものの唄」5話のネタバレ!チヌが美緒のために吠える!

廓内でも1、2位を争う娼館、東陽楼で二枚目の娼妓となったチヌ。

むごい世の中を生きる娼妓でありながら、強く優しく成長していきます。

 

今回は、そんなチヌの身近な存在、禿の美緒のお話です。

過酷な世に生きる幼い少女の物語をネタバレしていきます。

 

前回までのお話の内容は、下の記事からチェックしていただけます。

「声なきものの唄」4話のネタバレ!フミと乗ったおちょろ船の結末

2017.02.23

 

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「声なきものの唄」5話のネタバレ

見世の2番人気である「二枚目」のチヌ。

そんなチヌには、身の回りの世話をする禿がついている。

 

禿とは、遊女となる年齢よりもかなり幼い少女がなるもの。

最上級の女郎の身の回りの世話をしつつ、遊女となるための作法などを学ぶ。

 

そして、二枚目であるチヌの禿は、チヌも教えを受けていた「お職」の紅緒の禿だった美緒。

美緒は、チヌなどよりも前から娼館にて禿であった。

そのため、チヌよりもよっぽどしっかりしており、いつもチヌは小言を言われていた。

 

美緒は容姿端麗で、名家の息女だったこともあり、読み書きやソロバン、琴も弾ける。

しかし、そんな美緒がなぜ、娼館に売られることになったのか。

それは、大好きな兄のため。

 

美緒が生まれたのは、名家というには、過去の栄光と言えるほど落ちぶれた家だった。

何よりも体裁を気にし、無い金を娘たちを犠牲にして手に入れるような家。

そして、美緒は、兄の大学へ行く金を作るために禿となった。

 

そんなある日、美緒を訪ねて兄がやって来る。

辛くはないか、と問う兄に、笑顔で懐く美緒。

美緒にとって兄は、どんな時も尊敬する大切な兄なのだ。

 

けれど、どうやら兄は大学受験に失敗してしまったらしく、現在は学問塾に通っていると。

美緒をよく兄は訪ねてくるようになった。

そして、美緒を廓内の甘味処へ連れ出してくれたりする。

 

周りは、そんな兄を妹想いだと噂をしていた。

しかし、美緒の様子がおかしいことにチヌは気付く。

どこか上の空になるときが増え、いつものお小言さえ鳴りを潜めている。

 

だが、そんなチヌも、とある客の男性のことで夢中だった。

男は商人であり、京でチヌの姉のような娼妓を見たというのだ。

そして男は、商いでまた今日に行く予定だと言う。

姉のことが知りたいチヌは、貯めたお金を渡し、もう一度確かめてきて欲しいと頼む。

 

けれど、実はこの男は、京で商いをするような商人ではなかった。

再び男に言われて金を工面しようとしたチヌの前で、そのことが露見。

見世の男たちに追いかけ回される男。

 

同様に追いかけるチヌだったが、チヌが目を奪われたのは、蕎麦屋で酒を飲む美緒の兄。

今日も、美緒は兄と甘味処へ行っていたはずなのに、美緒の姿はない。

美緒の兄に詰め寄るチヌ。

 

美緒の兄は気晴らしに行った賭場で負けて借金が重んでしまい、返済に困っていた。

そのときに、借金を肩代わりしてやるから、代わりに妹を貸せと甘味屋の主人に言われたのだ。

そして、どうせ娼館に売られた妹だからと承知して、美緒を置いてきたと言う。

 

怒りのまま美緒の兄を殴りつけ、駆け出すチヌと栄太。

辿り着いた場所では、着物を脱がされた美緒と、欲にまみれ笑う老爺の姿。

実は、美緒の兄は甘味処へ連れ出しては、美緒をその店の主人に貸していたのだ。

 

見たこともない冷ややかな表情になるチヌ。

そして、老爺に向かい、明日までこの場に居たら殺しに行くと丁寧な言葉で脅しを吐き出す。

 

美緒に着物を着せ、見世へと連れ帰るチヌ。

そんな帰路の途中、チヌは、黙っている美緒に言葉をかける。

 

世間には、人が一番大切に思うところにつけ込む奴らがいるんだと。

ウチも騙されて金を取られてしまって、アホやなあと緩く微笑んでみせた。

そして、その言葉に、美緒は初めて涙を溢れさせる。

 

もっと詳しい内容を知りたい方は、ぜひ、本編をチェックしてみてください。

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読んだ感想

今回は、禿の美緒のお話でした。

なんというか、美緒の生い立ちから、彼女たちが生きる世界の過酷さが改めて分かります。

女性が男性の犠牲となり、むしろそれが当たり前。

 

美緒の2人にも父親の見栄のために売られ、自らも兄のために売られてしまった。

それでも、大好きな兄のためならと、自らの身体を差し出すわけです。

 

美緒は、11歳という幼い少女なのに、そんなむごい世に生きています。

そして、チヌもまた、姉を恋しく思う心を利用されて騙されました。

 

自由のない彼女たちにとって、縋れるものはとても少ないのだと。

その中で懸命に、ひたむきに生きる彼女たちが、どうしてこうなるのか。

今回のお話は、とても切なくなりました。

 

その中でも、ちょっと気になったのはやはり若様の存在。

本当に登場シーンは少ないのですが、やはり存在感ですね。

 

今回は、チヌと栄太が仲良くしているところを見かけた若様。

何とも意味深長な表情というか、視線でした。

 

それに気づいた栄太が顔を青くしていましたが、確かに、あのギャップは気になります。

普段の柔和な若様と同一人物とは思えない表情でした。

 

しかし、やはり今回は美緒とチヌでしょう。

2人の距離感というか、絆が深まったような気がします。

 

最後の、年季が明けてもあんな家は捨てろと言い残したという美緒の兄。

この部分では、少し救われました。

犠牲になっていることを自覚し、ちゃんと妹のことも思っていたのだな、と。

 

そして、年季が明けたら、チヌの生まれ故郷の島に、一緒に行こうとチヌに誘われた美緒。

チヌには生意気な返しをしていましたが、嬉しそうでした。

美緒の可愛い子供らしい笑顔が、その心を如実に表していたのではないかと。

 

本当に、毎回毎回、波乱の展開で、心休まる暇がありません。

それでも、チヌたちのひた向きな強さを見守りたく、読み進めてしまいます。

 

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続きは下のリンクから。

「声なきものの唄」6話のネタバレ!チヌの安らぎの時間は一瞬で奪われる

2017.03.04

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ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。