「情交(作:めいら)」2巻のネタバレと感想!内容はるりは中心の巻

登場人物や視点を変え、展開されていく人の欲。

次第に交わっていく関係性。

 

欲望に溺れ、堕ちていく人々の物語をネタバレしていきます。

 

前回までの内容は、下の記事からチェックしていただけます。

「情交(作:めいら)」1巻のネタバレと感想!内容はちょっと切ない話が多め

2017.05.08

 

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「情交」2巻のネタバレ

ダテンシルリハ

最初のお話は、1巻で那結と瞬を翻弄したるりはのお話。

どうしてるりはが、男性を嫌悪するようになったのかが判明。

 

両親を事故で亡くしたるりは。

そんなるりはを引き取ったのは、母親の妹夫妻。

子供ができなかった夫妻に、るりはは温かく迎えられたはずだった。

 

しかし、その叔父によって、中学2年になったるりはの純潔は奪われてしまう。

そして、るりはは、所詮、男は全て力ずくで欲望をぶつけてくるものだと悟った。

 

その中で、唯一の救いは、汚れを知らない那結の存在。

堕ちてしまったるりにとって、那結は天使であり、大切な存在になったのだ。

 

ウタカタヒーロー

続いては、1巻の初回の話で慎一を誘惑したこずえの過去のお話。

けれども、視点はこずえの幼馴染である迫という少年。

 

慎一の話の回のとき、こずえは継父に性的虐待を行われていた。

しかしそれは、慎一と会うずっと前からのことだった。

 

中学生のこずえは、クラスでも親しい人はいなく、唯一の友人は幼馴染の迫だけ。

迫は、陸上部に入っており、こずえへ密かな想いを寄せている。

 

けれども、こずえは母親の再婚相手に日常から性的虐待を受けていた。

それをある日、迫は偶然見てしまう。

 

衝撃の事実を知ってしまった迫。

だが、自分は中学生で、助けるといってもそのような力はない。

自分に何かと言い訳をし、迫は見なかったことにしてしまう。

 

しかし、忘れることもできず悩めば悩むほど、迫は陸上での成績も低下。

そんな中、調子が悪いからと迫が帰ろうとした時、声がかけられる。

階段を上がっていた迫が振り返ると、そこにいたのはマネージャーの森高。

 

森高は、栄養ドリンクを差し出してきた。

それを受け取ろうとした迫だったが、その瞬間、足を滑らせてしまう。

そして、そのまま傾いた体で森高を押してしまい、森高だけが階段を落ちていった。

 

酷い怪我をし、病院に入院する森高を、迫は両親とともに見舞う。

そこで、迫と2人になりたいと言う森高。

そして森高は、迫に付き合ったら許してあげると言うのだ。

 

迫は、ずっとこずえが好きだった。

こんなことになったのは、自分に助けを求めなかったこずえのせい。

そう結論づけた迫は、翌日、こずえに森高とのことを話す。

さらに、何か困ったことはないのか、と。

 

ここで、こずえが自分に縋って来ればいい。

そうやって、助けを求められれば、森高と付き合う必要はない。

そう考えた迫だったが、こずえは冷ややかな表情で迫を見据える。

そして、糞ナルシスト野郎と吐き捨てたのだ。

 

カオスバージン

3作目は、那結のお話。

初めての彼氏である瞬とのお付き合いは続いているが、最後の一線は未だ超えられていない。

そんな中、那結は最近、瞬が優しくなくなってきている気がしていた。

 

付き合ってそろそろ2ヶ月。

何度かセックスを試みるが、やはり最後まではできない。

痛みと戦いながら、なんとか頑張ろうとする那結。

 

だが、体は正直で、瞬を受け入れようとしない。

そんなある日、寸止めになったその時、煩わしそうに瞬が言葉を漏らす。

他の子はちゃんと濡れていたのに、と。

 

浮気を疑う那結に、瞬は慌てて元カノの話だとごまかす。

そして、私が悪いのかと問う那結に、瞬は、そうじゃないけど、なら口でして、と返す。

 

恐怖に固まる那結。

すると瞬は期待していないという顔で、無理だよね、と笑う。

 

その後も、何度か瞬との仲を進ませようとするが、いつも空回り。

それなのに、るりはから与えられる快楽は心地よく。

反対に瞬との仲は悪化し、とうとう瞬に別れを告げられてしまう。

 

さらに、瞬から浮気も告げられ、追い打ちをかけられた那結は、るりはの元へ。

すると、優しく那結を迎えたるりはが、那結へずっと好きだったと告白。

そして、るりはの齎す優しい温もりと、抗えない快楽に、那結は身を委ねた。

 

ウタカタステータス

次は、ウタカタヒーローに出てきた森高さんのお話。

不慮の事故とはいえ、迫によって怪我を負った森高は、迫に付き合うよう脅迫。

 

そうやって、好きだった迫を手に入れた。

 

森高はブサイクな容姿もあって、学校のカーストの最下層にいることを自覚していた。

だが、怪我をし、迫を手に入れたことで、最下層からのし上がった。

 

迫がこずえを好きなことは知っていたし、迫の心まで手に入れていないと分かっている。

けれど、また下になるのは嫌だった。

 

そんなある日、こずえの首にキスマークを見つけてしまう。

もしや、相手は迫かと疑うが、こずえが大人の男性と一緒のところを目撃。

こずえには他に恋人がおり、結局、迫のは報われない想いだと知って安堵する。

 

けれど、迫はこずえへの想いを捨てない。

嫉妬した森高は、こずえに恋人がいると迫へ暴露。

ショックを受けるかと思いきや、森高の予想に反して迫は怒り始める。

 

お前に何がわかる、すでに知っているよ、と。

そして、迫はこずえの秘密を森高に話してくる。

 

さらに迫は、お前は俺に利用されるだけの存在だと森高を罵ってくる。

お前と付き合うことで、俺がこずえを助けない口実になるから利用している。

じゃなければ、最下位のお前などと、誰が付き合うか、と

 

そこで森高は、自分の狭い価値観を悟る。

所詮、カースト上位者も、ただの弱い人間なのだ。

 

森高は、迫へ、もう付き合わなくていいと告げる。

だが迫は、別れては口実に使えなくなるからと森高に縋ってくる。

 

迫の醜さと弱さを知り、さらには身の危機さえ感じ始めた森高。

そこへ、隠れて聞いていたこずえが現れ、森高を迫から救い出してくれた。

そして森高は、開けた価値観で改めて見たこずえに、美しさを感じる。

 

レツジョウトライアングル

続いては、再び大学生たち側へ移り、瞬のお話。

時間軸は、那結と別れる少し前から。

 

セックスができない那結への鬱憤を、るりはで晴らしていた瞬。

しかし、そんな狡い自分が嫌でもあった。

 

本来は、もっと自分は健やかで誠実な人間だ。

那結と別れ、るりはと付き合うべきか。

悩みながらも、決断ができないでいた瞬。

 

けれど、とうとう那結と別れることになった。

晴れて、きちんとるりはと付き合うことができる。

瞬は、那結と別れてすぐさま、るりはへ別れたことを告白。

 

だが、待てど暮らせど、るりはからの返事はない。

むしろ、既読さえされない。

 

やきもきする瞬。

そんなある日、偶然、るりはと那結が共にいる場面を目撃。

 

るりはは、瞬が彼女の名前を言った時、接点がないと言っていた。

まさか、知らないふりをして、自分と関係を持っていたのか。

 

驚愕する瞬は、さらに衝撃を受ける。

るりはと那結が、キスをしていたのだ。

 

そして、自分がそれに興奮していることを体で知り、愕然とする。

健やかで誠実な人間だと思いたかった自分は、一体、どんな人間なのか。

 

カメレオン

最後は、付き合うことになった那結とるりのお話。

視点は、那結。

 

るりはとの付き合いは、心地よいものだと思っていた。

痛くも汚くもない、安息の場所。

 

しかし、付き合ってみれば、るりはの想いは重く、息苦しい。

束縛的で、他人へ自分達の仲を見せつけることを強要する。

挙げ句の果てには、親にも話そうと。

 

女同士で付き合うことへの覚悟ができていなかった那結は戸惑う。

けれど、一番は、こんなに可愛い自分が処女で終わるなんてありえないという思い。

本来なら、誰もが羨む恋をして、結婚をするはずだったのに。

 

そう思うと、るりはが煩わしく思えてくる。

けれど、そんなるりはは、彼氏がいた自分よりもさらに男を知らない。

自分と付き合っていけば、それこそ、一生だ。

 

そこに気づいた時、那結は優越感を覚えた。

自分しかいないるりはは、とても可哀想な子なのだと。

 

もっと詳しい内容は、ぜひ、本編をチェックしてみてください。

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「情交」2巻を読んだ感想

前回に引き続きというか、むしろ、よりエグく濃厚な巻でした。

 

今回は、物語の展開は大きく分けると、2つに分けられています。

こずえや迫、森高の中学生たちの物語。

そして、那結とるりは、瞬の大学生たちの物語です。

 

中学生たちの話は、確かに弱さや醜さがありますが、まだ可愛い。

中学生側の最後の森高さんのお話で、綺麗に終わっています。

 

けれど、問題は大学生たちの方。

本当に、読んでいると、どうしょうもない感じがじわじわと。

自分大好きが、ここまで極まるのかと感じます。

 

人は醜く弱い。

それを認めず溺れてしまうと、次第にそれは歪みとなる。

そう、示されているような気がしました。

 

物語はどれも濃厚に、そして、怒涛の勢いで展開されていきます。

登場人物の背景、感情、価値観。

それが濃密にちゃんと掘り下げられているのです。

おかげで、お腹いっぱいを通り越し、胃もたれしそうになってしまうくらい。

 

ここまで1人1人をきちんと描き、収束させられる物語を生み出した作者様。

読了後、走りきったような疲労感を得ながら、改めて作者様をすごいと思いました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。