「アルティスト(漫画)」詳しいネタバレと読んだ感想

特異な才能を持っていながら、思考は超がつくネガティブ。

おかげで、皿洗いにまで降格してしまう。

それでも、ジルベールは大好きな料理から離れられない。

ネガティブ料理人の成長物語をネタバレしていきます。

 

無料試し読みは、対応端末のリンク先で「Artiste(アルティス)」と検索すると読めます。

Handyコミックの無料試し読みへ(スマホ版)

BookLiveの無料試し読みへ(スマホ・PC共通)

 

「アルティスト」ネタバレ

ジルベールは、高校を卒業してからすぐ、高級ホテルの厨房に勤めた。

そして、そのホテルのシェフ・ルヴェルに紹介され、カルマンシェフの店へ。

 

そこは、ホテルの厨房とは違い、戦場のようだった。

厳しく大変でありながらも、ジルベールは勤めていた。

 

だが、とあるミスから、皿洗いに降格。

そして、そのまま1年が過ぎようとしていた。

 

そこに現れたのが、新しく入ったマルコ

ジルベールは、マルコの指導係を任される。

 

マルコは、飄々とした青年で、聞けば色々な職を渡り歩いているらしい。

物怖じせず、自由なマルコ。

 

しかし、そんなマルコはなぜかジルベールに懐いている。

ジルベールの雑用に付き合ったり、1人で食べている賄いを一緒に食べたり。

 

そんなある日、カルマンシェフの店に、引き抜きにやってきた男がいた。

それは、超有名な料理人・ヴィクトール・メグレー

彼は、この店の天才を紹介してほしいと、カルマンの店のスタッフに声をかけたのだ。

 

その話を聞いた古参の皿洗いスタッフ、ヤシンとキムじいは、マルコに声をかける。

ジルベールをメグレーに紹介してやりたい。

だが、ジルベールの性格では正直に言うと断るだろうから説得してほしい、と。

 

マルコは、休日のジルベールを呼び出し、何も言わずとあるホテルのラウンジへ誘う。

そこで、メグレーとジルベールを会わせたのだ。

突然のことに戸惑うジルベール。

 

メグレーは、昔は名高い料理人だった。

しかし、事故に遭い、厨房には立てなくなってしまった。

けれども、メグレーは新しい店を開くので、そこの厨房に入ってほしいという誘いだった。

 

心揺れるジルベール。

だが、そのネガティブな性格から、断ろうとした。

それでも、ジルベールの経歴を聞いたメグレーは諦めないという。

さらには、自分がカルマンを説き伏せてみせるから、と。

 

そして後日、メグレーがカルマンの元へ。

そこには、ジルベールとマルコ、そして、カルマンの息子、モーリスが揃う。

 

メグレーは、カルマンへと切り出す。

この間、発表された新作メニューは、お前が作ったものではないな、と。

父親を尊敬し、ジルベールを気遣っていたモーリスは憤る。

 

けれど、カルマンは静かにジルベールを見た。

いつから気付いていた、と。

するとジルベールは、あの皿洗いに降格された日からだと所在なさげに答える。

 

カルマンは全てを吐き出すような溜息を吐き、メグレーの店へ行けと告げた。

実は、カルマンは味覚障害に陥っていたのだ。

それは、ジルベールがミスをしたあの日から。

だからこそ、ほとんど店をモーリスに任せ、テレビや雑誌の仕事ばかりしていたのだ。

 

そして、カルマンは告げる。

味覚を失った料理人である自分に、先はない。

メグレーは、料理を金儲けに考える奴だが、才能と将来はあるから、と。

 

カルマンは、ジルベールの才能を理解していた。

そして、その思いはモーリスや、古参のヤシン、キムじいさえ同じだった。

 

ジルベールが持つ、動物並みの嗅覚と味覚。

この繊細な才能を持つジルベールは、厨房でこそ必要な存在だ。

 

皆の後押しを受け、ジルベールは一歩を踏み出す決意をする。

 

そして、カルマンの店で勤める最後の日。

同じく辞めるというマルコへ、ジルベールは感謝の言葉をかける。

するとマルコは、ジルベールが羨ましいと言う。

 

自分に合った、これしかないという仕事を持っているジルベール。

自分も、そうなりたいから、探しに行く、と言うマルコ。

 

互いに、互いを羨望していたことを知ったジルベールとマルコ。

そして、2人は笑顔で別れる。

 

色々な人々の思いを知り、自ら頑張ると決めたジルベール。

そこで先ずは、引越しを決めることに。

 

ジルベールは、経済的に厳しいながらも、新たな職場の近くを探す。

すると、格安な物件が。

入居条件は、一芸。

 

オーナーのカトリーヌは、口の悪い老婦人だった。

芸術活動を頑張る人間に、安く部屋を貸していると言う。

だが、芸術家ではないジルベールは、落胆する。

 

けれども、カトリーヌは話の合間に、ジルベールの才能に気づく。

そして、部屋へと案内。

自分は料理人で、芸術家ではないと戸惑うジルベール。

するとカトリーヌは、芸術とは、そんなに狭いものなのか、と。

 

そして、辿り着いたのは、4階の大きなキッチンが完備された明るく広い部屋。

最初は、家で料理はしないからと、断ろうとしたジルベール。

 

それでも、想像してしまったのだ。

この部屋に、マルコやヤシン、キムじいを呼んで料理を振る舞いたい、と。

 

ミニキッチン付きの部屋も空いていると言うカトリーヌ。

それでもマルコは、この部屋がいい、友達を呼びたいから、と笑顔で返した。

 

もっと詳しい内容は、ぜひ、本編をチェックしてみてください。

Handyコミックで読む(スマホ版)

BookLiveで読む(スマホ・PC共通)

 

「アルティスト」を読んだ感想

料理人の物語ですが、人間ドラマな雰囲気もあります。

なにせジルベールは、超がつくネガティブ思考の主人公です。

 

ご飯に誘われれば、奢らされる前提で考えるし、カバンを見せろと言われれば財布を出す。

言いたいことも言えず、いつもオドオド挙動不審。

 

しかし、料理に関しては違います。

料理が好きで、とても真面目に向き合います。

けれど、せっかく他の人にない稀有な才能も持っているのに、性格のせいで無駄にしています。

 

マルコに出会ったことで、ジルベールの人生は変わります。

もっと、自由に自分の足で踏み出せるのだ。

さらにはヤシンやキムじいという人々が見ていてくれたことも知ります。

なんて自分の見ていた世界は狭かったのか、と。

 

読んでいると、少しずつ、ジルベールが成長していく姿を感じられます。

もちろん、料理人の物語なので、料理に関しての部分も見所。

美味しそうなフランス料理が出てきますからね。

 

他にも、店のフロアと厨房のギャップの描かれ方が面白かったです。

上品で優雅なフロアと、罵声飛び交う戦場の厨房。

 

きっと、これからも色々な人々と出会い、色々なことを経験するのでしょう。

そして、ジルベールは人としても料理人としても磨かれていくのだろうな、と。

先への期待が膨らむ作品でした。

 

無料試し読みは、対応端末のリンク先で「Artiste(アルティス)」と検索すると読めます。

Handyコミックで読む(スマホ版)

BookLiveで読む(スマホ・PC共通)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。