「少年の残響」1巻のネタバレと感想!ガンスリっぽい感じかも?

変声期を迎える前の少年たち。

その声は、限りある希少性と相まってまさに天使の歌声と呼ばれる。

そんな少年たちの純粋で残酷な物語をネタバレしていきます。

 

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「少年の残響」詳しいネタバレ

アウゲンブリック少年合唱団

元は、孤児院であったその寄宿学校には、多くの少年達が在籍している。

 

勉強と歌を習う少年達は、とても純粋で歌が大好き。

しかし、このアウンゲンブリック少年楽団には、もう一つの顔があった。

 

寄宿学校に齎される依頼。

それは、学校内では演奏旅行と呼ばれている。

 

指揮をとる教師が選ばれ、演目表に適した生徒が選出される。

そして、行われる演奏は、生徒達による暗殺任務。

けれども、生徒の誰一人、その異常性に気づかない。

 

理解しているのは、教師達だけ。

生徒たちからも人気の高い優しい教師、クリスは常に悩みを抱えていた。

だがそれは、子供達に人を殺させていることではない。

なぜなら、クリス自身もまた、元合唱団員だ。

 

団員の子供達は、歌による洗脳を受けている。

歌によって、記憶することなく忘れてしまうのだ。

 

そのため、元団員のクリスもまた、行われている真実を知った今でさえ最早、同情の心などない。

それでも、クリスは子供達を人間として見たいと常に思う。

子供達は、道具ではなく、人間なのだから、と。

 

母親を眼の前で殺されたという辛い過去を持つミヒャエル

生後間もなく捨てられ、無意識に自身の存在価値を求め続けるエーリヒ

女性的な容姿を厭いながら、それを武器として生きる自身を嫌悪するカルル

 

彼らは、壊れそうなほどに心を揺らしながらも、常に歌を支えとして生きる。

歌があれば、生きていけるのだ。

不安も恐怖も、湧き出てくる醜い感情さえも、忘れることができる。

 

彼らの平穏な日常は、とても危うい均衡を保ちながら続いていく。

変声期という、限りが近づくその日まで。

 

変声期を迎えたというフリードリヒ

フリードリヒは、挨拶もなく、いつのまにか学校から去って行っていた。

薄情だというエーリヒ。

しかしカルルは、去って行かなくてはいけない者が挨拶をすることを察してみろと諭す。

 

声変わりをしたら、合唱団にはいられない。

大好きな場所から旅立たなくてはいけないのだ。

その思いを察することは難しくない。

 

ある日、声の出難さを感じたミヒャエルは、とても不安になった。

声変わりを迎えたら、居場所がなくなってしまう。

 

だが、その不安は杞憂で終わる。

ミヒャエルのは、ただの風邪だったからだ。

それでも、歌を禁止された一週間は、嫌なことばかり考えてしまった。

 

その話を、大好きなクリス先生に打ち明けたミヒャエル。

すると、たとえ声変わりを迎えたとしても、その先に未来はあると励まされる。

不安に思うことなく、やりたいことをすればいいのだ、と。

 

安堵して笑顔を見せたミヒャエルは、お礼を言ってクリスの許から去って行く。

 

けれど、一人になったクリスは自嘲する。

なんて偽善的なのかと。

 

それでも、クリスは決意する。

今、あの子たちの不安が取り除けるのなら、いくらでも偽善になろう。

たとえ、フリードリヒが学校の命の下、既に殺されていたとしても。

 

もっと詳しい内容は、ぜひ、本編をチェックしてみてください。

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「少年の残響」を読んだ感想

変声期を迎える前の少年達。

その僅かな時間を、儚くも美しく描いています。

 

何より、天使の歌声と、天使の笑み。

その合間に見せる、任務中の残酷な表情。

少年達の不安定さが、とてもよく伝わります。

 

危うく不安定な上にある平穏。

その脆さや儚さ。

さすがは、少年が大好きだという作者様。

とても耽美的でありながら、残酷な物語が展開されていきます。

 

1話からミヒャエル、エーリヒ、カルルと、焦点が変わります。

その中に、クリス先生や他の先生達が絡んでくるのですが。

 

どう見ても、明るいハッピーエンドにはならないだろう切なさを感じます。

どこか、静かな破滅への道をゆっくり歩んでいるような感覚。

 

それでも、この僅かな時間の中だけでも、どうか彼らの笑顔が消えませんように、と。

祈らずにはいられません。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。