「ぼくらのへんたい」最終回のネタバレと感想!それでも道は続いている

連載は丸4年、単行本は10冊。

各々に抱える問題により、女装をした思春期の少年3人の織りなす成長物語。

 

年頃の不安定な感情や、それによる葛藤。

蛹が蝶に変態するように、少年たちが己を変態させていく物語をネタバレしていきます。

 

無料試し読みは、対応端末のリンク先で「ぼくらのへんたい」と検索すると読めます。

Handyコミックの無料試し読みへ(スマホ版)

BookLiveの無料試し読みへ(スマホ・PC共通)

 

「ぼくらのへんたい」最終回のネタバレ

性同一性障害であり、自身を女性と認識している裕太こと、まりか

亡くなった姉の身代わりとして女装する亮介こと、ユイ

想いを寄せる相手の要望により女装をすること、パウロ

 

出会いは互いに中学生。

思春期という不安定な年頃は、多くの複雑な感情に振り回される。

 

裕太はパウロに惹かれ、そのパウロは亮介に想いを寄せるように。

けれど亮介は、次第にまりかを女性として意識し、惹かれていく。

 

混じり合うことのない一方通行の感情。

それ以外にも、各々が抱える自身や家族感での問題。

揺れ動き、傷つきながらも必死にもがこうとする。

 

最終巻手前で、まりかは、パウロが亮介を思っていることに気づく。

序盤からパウロを好きだったまりかは当然ショックを受ける。

 

けれど、気づいてみれば、全然悲しくない。

なぜなら、パウロこと修は、亮介の隣で幸せそうに笑っていたのだ。

 

そんな修に、自分は何ができるだろう。

自分じゃなく、相手のことを考える。

それは、まりかを見守り続けてくれた担任の先生の言葉。

 

まりかは、好きな人が笑っていてくれることが一番嬉しいと気づく。

だからこそまりかは、その想いを晴れやかに受け入れられた。

 

そして、そんなまりかをずっと想い続けていたトモち

まりかが元気がないこともすぐに気づいてくれた。

そして、元気になったのも、

トモちは、まりかを女性として想い、そして、そのために女装をやめた人。

 

そんなトモちとまりかが、次第にいい雰囲気に。

パウロへの想いを振り切ったことで、まりかはやっと周りが見られるようになったのだ。

そして、そんなまりかをずっと待っていたトモち。

 

亮介は、パウロが自分を好きなことを知っている。

けれど、修の想いを否定することも、受け入れることもしない。

 

それでも、修との友人関係は続いている。

修は、拒絶することなくいてくれる亮介を想い続けていた。

友達以上、恋人未満というアンバランスでありながらバランスのいい関係。

 

巻末最終話は、まりかや亮介、ともちたちの高校卒業後の話も少し。

事務職として働き始めたまりか。

科学研究室で理系男子大学生となった亮介。

 

演劇の道へと進んだ修。

みんなヘンタイでいい。

そして、これからも、ぼくらはへんたいする。

 

もっと詳しい内容は、ぜひ、本編をチェックしてみてください。

Handyコミックで読む(スマホ版)

BookLiveで読む(スマホ・PC共通)

 

「ぼくらのへんたい」最終回を読んだ感想

繊細に、そして時に大胆に。

思春期の問題を抱える少年たちの心情を見事に描いた作品でした。

 

思えば、かなりナイーブな内容も多く、ショッキングな部分も。

それでも、悲壮感や陰鬱な雰囲気に染まらないのは、その優しい作画のお陰かと。

 

最初の方の、人形遊びしちゃっうまりかとか、実はちょっと心配でしたから。

この子は、内に籠ってしまうのではないか、と。

 

変化していく環境、思考、感情。

それらが、確かに変態していく少年少女たちを見せてくれます。

 

もちろん主要の3人だけでなく、脇を固めるあかねや、はっち、舞などの心情も丁寧でした。

きちんとそれぞれに感情や思考があり、より物語に深みが。

 

何より個人的には、トモちの一途な想いが本当に救いでした。

最初は、ただ軽い自由な人、という雰囲気でしたが。

本当に優しく、温かく大きい。

 

最後の最後、あとがきの後にあったおまけ漫画部分。

そこを読むに、まだ付き合ってないのか、と思いましたが、会話の内容はバカップル。

亮介と修は、なんだかこのまま行きそうな雰囲気ですが、それもまた幸せなのかも。

 

あの幼く、崩れそうなほど不安定な彼らが、このような成長を見せるのか、と。

そして、まだまだ彼らの先は続きそうな余韻を残し、物語は結末。

心地よい満足感と、その先に続く優しい未来を想像させる最後でした。

 

無料試し読みは、対応端末のリンク先で「ぼくらのへんたい」と検索すると読めます。

Handyコミックで読む(スマホ版)

BookLiveで読む(スマホ・PC共通)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。