「バジリスク~桜花忍法帖~」ネタバレと感想!前作のED壊すあらすじをどうぞ

人気作「バジリスク 甲賀忍法帖」のラストから十二年後を描いた本作。

あの切ない結末の後、伊賀と甲賀が歩み始めた未来。

その未来を背負って立つのは、十二歳の八郎と響。

主命ではなく、愛するもののために生き始めた忍びたちの物語をネタバレしていきます。

 

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「バジリスク 桜花忍法帖」のネタバレ

伊賀と甲賀が、まずは和解

本作では、甲賀忍法帖の時代からは、十二年の月日が経過しています。

次代の将軍を決めるための忍法戦が行われたあの時から十二年です。

その後、将軍も決まり、時代は太平の世を迎えているわけです。

 

時代は変わったのだと。

むしろ、徳川との縁も切れ、敵対し殺しあった伊賀と甲賀は和解。

その象徴とも言える存在が、八郎と響でした。

 

八郎と響は、甲賀弦之介と伊賀朧の忘れ形見。

双子の兄妹でありながら、許嫁という複雑な関係です。

しかし、里の忍びたちは、この二人の存在を大切にしていました。

 

自分たち忍の未来であり、誓い、なのだと。

忍として、主命のために生き、死ぬ覚悟はあるか。

そう養父に聞かれて八郎は、ないと答えます。

 

自分には、響という愛するものを、そして響が愛するものを守る覚悟しかない、と。

もちろん、養父の響八郎は、表面上では怒ります。

しかし、そんな八郎の姿をどこか眩しいものを見るように微笑むのです。

 

十二年前のような悲劇を繰り返してはいけない。

もう時代は変わったのだ。

里の誰もが、幼い二人に未来を見て、守っていこうと思っているわけです。

 

けれど世の中は、忍にとってそんなに生易しいものではなかった。

平穏なシーンであればあるほど、過酷な現実が待っていることを暗示してきます。

 

成尋衆による襲撃

やはり、平穏はそうそう続かないのだな、と。

響八郎の元へ届いたのは、成尋衆なる者たちからの呼び出し。

しかも、その場所は、弦之介と朧が眠る場所。

 

なぜ伊賀でも甲賀でもない成尋衆が、その場所を知っているのか。

成尋衆がもたらした書状には、「上」の文字。

つまり、伊賀でも甲賀でもなく、現在の公儀の忍だということです。

 

徳川との縁も切れ、この先の未来を見ていた里にとってはいい迷惑。

さらにいえば、八郎と響を差し出せとの上意だというから厄介です。

響八郎さんは、里の手練れ、甲賀五宝連や伊賀五花撰などを引き連れ応戦。

 

しかし、成尋衆は強かった。

なぜなら成尋衆は、忍術という括りから外れた魔術を操る集団だったのです。

その頃、妙に目が覚めてしまった八郎。

すると、縁側に座る響の姿。

 

どうしたのかと問う八郎に、響は、みんな死んでいく、と静かに告げます。

このままでは、父上も、と。

響の勘が外れたためしがないため、八郎は慌てて駆け出します。

 

そして、そこで見たのは、無残に散った五宝連や五花撰に、瀕死の響八郎の姿。

八郎と響は、そんな響八郎から、十二年前の真実や自分たちの生い立ちを聞くのです。

弦之介や朧という自分たちの本当の両親のことも。

 

愛するもののために力を使うと決めていた八郎。

響八郎の死によって、成尋衆へ怒り心頭。

自らの力を使うのですが、魔術によって追い詰められるは、成尋衆の親玉も出現するはで。

親玉に対しては、初めての畏怖を感じ、成す術のない状態。

 

さらになんと、響の首が落とされてしまう。

八郎の慟哭が響く。

すると成尋衆のトップ、成尋は命を操る魔術を持っているという。

その証明か、首だけになった響が八郎に語りかける。

 

八郎だけ死んじゃだめ、だと。

八郎をまだ未熟だと言い、成尋は一緒に来れば響を元に戻してやると告げる。

響の頭を抱えながら、成尋の言葉に揺れる八郎。

 

そこへ飛び込んできたのは伊賀と甲賀の目付の滑婆と根来転寝。

響の頭を抱え呆然とする八郎を抱えると、一気に離脱。

どうやら、伊賀と甲賀の総意で八郎たちを救出に来たようで。

響ちゃん、頭だけだけど、良いのかな、と。

 

そして六年後・・・

なんとか成尋衆との対峙から逃げ果せた八郎。

けれど、伊賀と甲賀の生き残りたちの前で八郎は棟梁として告げます。

忍の任を解くから、好きに生きていい、と。

 

響八郎やその他散った同胞のために、命を賭して戦う気概だった忍たちは落胆。

そして、その言葉を最後に、八郎もまた行方知れずになってしまったようで。

首だけの響の世話を、その後六年もし続けていた滑婆と根来転寝。

 

しかし、そんなある日、響の首から出血が。

どうやら傀儡の魔術が弱くなってきたらしく、響ちゃんの命はもって三十日とのこと。

逸る滑婆はいきり立ち、今日が八郎を待つ最後だと喚きます。

 

するとどうでしょう。

成長し、十八歳になった八郎が、愛おしげに響の頭を抱いているではありませんか。

自分が生きるということは、響と共にあること。

それを取り戻すために、勝つための手立てを八郎は考えていたのだと。

 

そんな八郎の言葉に滑婆は、今更力を貸してくれるやつなんか八人しかおらんと返します。

八郎が必ず戻ると信じ、ずっと腕を磨いていたアホ共。

そして、棟梁である八郎へ今度こそ御命令を、と下るのです。

 

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「バジリスク~桜花忍法帖~」を読んだ感想総括

怒涛の一巻でした。

幼い日々の思い出。

優しく笑顔あふれる、温かい時間。

 

けれど、そんな日々はあっけなく散り。

待ち受けていたのは、絶望してしまうような現実。

伊賀と甲賀の血を混ぜることで発動する桜花。

 

弦之介の「盾眼術」を継いだ八郎。

そして、朧の「破幻の瞳」を継いだ響。

この二つが揃って桜花は発動するようです。

 

その超忍術を得たいがために、成尋衆たちは八郎と響を欲していたらしい。

ですが、まさか響ちゃんが生首になるとは。

ヒロインが生首というのはとても斬新ですね。

 

しかし、さすがは作者様。

読者のテンションの上げ方をよくわかっている展開を描き出します。

これから、本格的に物語が始動するようなところで、一巻は終了。

どうしたって次巻への期待は高まります。

 

さらに、来年一月にはアニメ化もするらしく。

おかえりないバジリスク、みたいな感じですね。

ただ、前作の甲賀忍法帖のラストを知る方には、違和感があるかもしれません。

まさかあのラストから、二人の子供が、とは思いますよね。

 

しかし、本作だけでも十分に楽しめます。

ほかの方々もおっしゃる通り、ぜひ、IFものだと割り切ってお楽しみ下さい。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

本屋に貢ぎ続けて数十年。漫画はジャンル、年代問わず気になれば衝動的にシリーズまとめ買い。特に歴史モノや現代・ハイファンタジー、アクション系を好みます。かと思えば恋愛モノやほのぼの系・ホラーも読む雑食主義です。