「とべない鳥(漫画)」のネタバレです。
心の傷を持つ女の子が主役となっています。
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「とべない鳥」のネタバレ
かごの中に囚われた一匹の鳥。
自由に飛べない鳥は何を思うのか。
ある日、援交をしていた葵は、とある人物に呼び止められた。
「あーちゃん!」
こう呼ぶのは、今も昔もたった一人しかいない。
過去に両親が離婚をした時に、離れ離れになってしまった初恋相手しかいないからだ。
しかし、援交相手に促されその場での再会はそれっきりに。
どうして、今に。
どうして、今更。
そんな考えが頭に巡ると同時に、二度と会えないであろう人物の再会に感極まりそうになっていました。
それと同時に蘇ってくる過去の記憶。
葵の両親の怒鳴り合い、幼稚園での母親たちのうわさ話。
そして、自分の担任から暴力を振るわれた過去。
何一つ良いことなんて無かった・・・。
無かったんだ、と。
そんな過去の傷から、飛べない鳥となってしまった葵と、忘れられなかった初恋相手の恋物語となっています。
この初恋相手、メチャクチャ度量が広いです。
ぜひ、本作を読んで度量の広さを、あなた自身で体感してみてください。
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読んだ感想について
作品は違うんですけれど、「北斗の拳」のラオウのセリフが似合いますね。
初恋相手の男の子の名前は馨って言うんですけれど、いい男ですよ、本当に。
また、初恋相手だからこそ援交をしている事実や、過去の担任との話を知られたくない。
そんな女の子の悩みを知らん、といいそうな勢いで受け入れてくれる馨は、まさに好漢。
世の中、これだけ度量の広い男ばっかりだったらなぁ・・・と思っちゃいます。
もっとしっかりしようぜ!男の子!
女の子にケツ引っ叩かれてばかりじゃダメだぞっ!
でも、実際いたら凄いと思いません?
どれだけ汚れていても(言い方は悪いけど)受け止めてくれるんですから。
もちろん、流石に受け止められた後も続けられたら、無理がありますけれど。
若さの力も手伝っているでしょうが、馨はいい男です。
ぜひ、馨のようないい男を見つけたいものですねぇ。
同作者の他作品については、こちらからどうぞ。
まとめ
話の流れ的にはそこそこ重めのテーマとなっています。
なにせ、初っ端から直前とはいえ援交をしているシーンがありますからね。
外で読む際は、注意して下さい。
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