「アリエナイ月曜日」のネタバレです。
読んだ感想もあります。
[AD1]
「アリエナイ月曜日」のネタバレ
仲の良かった友達に「ブス」と一言掛けられたことで、青い世界は灰色に変わってしまった。
そんなことを思い出した多美の目の前に、1人のイケメンが現れた。
なんと、目の前にいるスーツを着たイケメンは、明日に多美が心不全で死ぬ。
というように伝えてきたのだった。
残る余命は、たったの1日。
この多美の寿命を縮めてしまったこと不手際として、償いを申し付けられて来たのだ、といったのです。
しかし、多美にとって「あの日」から世界は、色あせてしまっています。
友達も、彼氏もいない。
仕事も誰もができるような代わりが利く事務員。
両親だって事故で死んでしまった。
そんな彼女が行い始めたのは・・・・。
部屋の掃除でした。
飛ぶ鳥跡を濁さず!
そんなことわざがあるように、一心不乱で掃除を開始。
頼めば良いというものの、まだ多美はイケメン男を信じていなかったのです。
なので、彼は一つ願いを叶えることに。
部屋物がスッキリと無くなってしまい、多美は彼の言っていることを信じざる得なくなったのです。
その後、多美はある一つのことを思い出します。
自分のことを「ブス」と言った男の子のことを。
そして、スーツ姿のイケメンは、多美の手を取りこういうのです。
「あなたが今 行きたいと思った場所」と。
切なくも温かい話が中心でまとまっています。
作中に出てくる天使たちの粋な演出は、本編に目を通して楽しんでみてください。
[AD2]
感想について
表紙からすると、イケメン男2人のくんずほぐれつの内容を想像しそうですが、全く違います。
短編作の殆どは、暖かくも切ない物語を描いてくれています。
ラストの話は結構ハードものでしたけれどね。
個人的には、表題作が最も心を満たしてくれた作品だと感じました。
もし、自分が死ぬってなったら、こういうことをしてもらえているのかな。
なんて子供のように思ってしまいました。
いえ、もしかしたら本当に行ってもらっているかもしれません。
例え、寝たきりで意識は昏睡状態だとしても・・・ね。
夢の中だけでも、天使である彼らは、幸せな夢を見せてくれるのかも、と。
同作者の他作品については、こちらからどうぞ。
まとめ
ファンタジー系ですが、心が温まる作品となっています。
作者の方はBL畑出身?のようなのですが、こういう作品のほうが向いていそうですね。
もう少し、他の作品も読んでみようと思える方でした。
[AD1]