「彼らの犯罪」のネタバレです。
読んだ感想についてもあります。
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「彼らの犯罪」のネタバレ
話の内容は、1988年に実際に起きた「女子高生コンクリ事件」の裁判を聞く話です。
主人公は女性で小さい出版社に勤めている末永沙恵子という女性と望月ヒロコという女性。
たまたま、2人は来ていた傍聴席をハズレてしまったため、お茶をしつつ意気投合。
今回の事件の犯人たちについて、そして犯人がどうして行ったのか。
また、世間で言われていたように被害者の女の子に非がある、とされていたのが許せなかった。
このような理由から、裁判の傍聴席に訪れていました。
しかし、結果としては1回目はハズレ、2回目で運良く2人も滑りこむことに。
この時は、優先的に報道関係者が入れられ、一般人は残っていたものをくじ引きしなければ入れなかったからなのです。
そして、彼女たちは主犯格の東野被告の時だったのです。
裁判長に呼ばれた東野被告は、事件の全容をスラスラと述べ始めるのでした・・・。
話の流れも分かりやすいです。
当時、日本全土を震撼させた事件の詳細の流れを知りたい方は、ぜひ本編に目を通してみてください。
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漫画を読んだ感想について
まず、心して欲しいのは重いとかではなく、気分が滅入る、ということです。
「彼らの犯罪」は実際に起きた犯罪を元にした作品です。
私も当時は、リアルタイムで知っていたわけではありませんが、ネットでも必ず一度は目にしたことのある「女子高生コンクリート事件」が主題となっています。
そのため、内容は陰鬱な物が延々と続いていきます。
淡々と描かれているように見えますが、それは漫画だからこそで、実際にその場にいたら耐えられる物では無かったでしょう。
犯人が淡々と出来事を述べているシーンを読むのは、非常に胸くそ悪くなりました。
本当に、この人物を殴ってやろうかと思ったくらいです。
冷静にみれば私にそれだけの感情を宿してくれるような内容を描いていた、とも考えられます。
しかし、読み応えはあったものの、決して気分のいいモノではありませんでしたね。
同作者の他の作品については、こちらからどうぞ。
まとめ
しばらくは、こういう陰鬱とした作品は遠慮したいですね。
こういうのは、昔だからこそ出来た作品で、今では題材にすること自体難しいでしょう。
貴重な作品ですので、読んだことの無い人は、手に取り読んでみてください。
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