「まんがグリム童話 性の餌食になった姫君」のあらすじとネタバレです。
読んだ感想についてもあります。
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「まんがグリム童話 性の餌食になった姫君」のあらすじ
収録作品は、シンデレラ、ライオンと蛙、ピーターパン、みにくいアヒルの子。
これらを題材にしている物語が収録されています。
ネタバレについて
グリム童話ですので、かなり改変された話となっています。
例えば、シンデレラを元にしているお話。
シンデレラといえば、一般的に思い浮かぶのが白い肌、金色の髪をしていたりしますよね。
しかし、本作では薄黒い肌に黒髪の縮れ毛をした女性が主人公となっています。
この黒髪の女性はローゼと言い、彼女の父と結婚した新しい母と姉(?)に当るネリーに虐められます。
最初こそ、ローゼは良い人だといいな、と思いましたが即座に立場が逆転。
ご飯を食べていたら、ノロマと言われて器をひっくり返されたりしてしまいます。
父親に言いつけようとしても、継母たちに心底惚れてしまっているので無駄。
さらに、実父はローゼの顔を見れば可愛げがない、気分が下がる。
あまりにも酷い言葉を並べて、ローゼをドンドン追い詰めていきます。
しかし、このローゼ。
只者ではありません。
根性が座っており、「色ボケ爺」とか「クズ男」などと心の奥底で、凄まじい言葉を吐いてくれる逞しすぎる女性。
そして、継母の娘ネリーと楽しそうに談話している実父を見つめつつ。
早く死ね、早く死ねと祈り、幸せは自分自身で掴む決意を胸に宿したのです。
逞しすぎるシンデレラの結末をはじめ、あっと驚くような話が合計4話ほど詰まっています。
ぜひ、綺麗な絵と共に本編に目を通してみてください。
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感想について
これくらいぶっ飛んでいる内容って、やっぱり読んでいて気持ちが良いですねっ!
もうメッタメタにしてやりたい放題やってくれる方が良いですもん。
なんというか、これだけでほぼ満足してしまった感があります。
疲れた心を潤してくれる作品でしょう。
まとめ
その他の作品もスカッとするものと、モヤッとするものを収録。
個人的には、モヤッとした感じが強かったので、シンデレラのような物語を期待すると、ちょっと痛い目を見るかも。
でも、怖いもの見たさで読んでみるのも有りなので、手にとってみてください。
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