「残酷な神が支配する」のネタバレです。
読んだ感想も載せてあります。
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「残酷な神が支配する」のネタバレ
主人公のジェルミは母サンドラと暮らす高校生。
父はなくなってしまったのですが自らボランティアに参加したり、プライベートでは恋人のビビがいて充実した毎日を送っていました。
そんなある日、母親が働いているアンティークショップに見るからに上品な客、富豪のグレッグが客として現れます。
サンドラとグレッグはお互いに伴侶を亡くしているのですが、偶然にも最愛の人の形見が対になっていて、合わせるとぴったりはまったのです。
運命的なものを感じ二人は恋に落ち、グレッグはサンドラにプロポーズをします。
サンドラもこれは運命なのだとグレッグの求婚を受け入れます。
幸せな結末が待っているかのように思える二人なのですが、実はグレッグには恐ろしい思惑が・・。
なんとグレッグの本当の狙いはジェルミだったのです!
グレッグはサンドラとの結婚を破断にするなどと脅しながらジェルミに接近していきます。
ジェルミはサンドラの未来を思い、一度だけグレッグと関係を持ってしまいます。
一度だけという約束にもかかわらず、グレッグはジェルミに執拗に関係を迫ります。
それはジェルミに待ち受ける過酷な運命の始まりに過ぎなかったのです・・。
その後耐え切れなくなったジェルミはグレッグの殺害を決意しますが、誤ってサンドラの命を奪う事になってしまいます。
失意のあまり、身も心もボロボロになってしまったジェルミはボストンへ。
しかしボストンでも地獄は続きます。
男娼として生きていくしか道が残されていないジェルミは麻薬におぼれさらに泥沼にはまっていきました。
グレッグの息子のイアンはそんなジェルミを更生させようと全身全霊をかけて正気に戻そうと奔走します。
少しづつ考える力を取り戻したジェルミは自分心と真正面から向き合おうとします。
すると少しづつ母サンドラに対する複雑な感情がふつふつと湧き上がってくるのでした。
悲劇的な運命をたどるジェルミ。
彼の出した答えは?
ジェルミが出した答え。
そして、出した先にある過酷な運命は、本編に目を通して見届けてみてください!
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読んだ感想
こんなに想い話を漫画で読んだのは久しぶりでした・・。
読んだ後とてもやりきれない思いに襲われましたね。
人間の欲望はこんなにも人を追い詰める恐ろしいものだなと改めて実感しました。
サンドラのジェエルミに対する歪んだ依存も母親が一人息子に起こしてしまいがちなものですが、それによって子供にどんな影響を及ぼすのかに気づける人は少ないのではないでしょうか?
この一作に人間のさまざまな負の感情がつまっているなと思いました。
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