「愚者の皮」のネタバレです。
この記事では最初のあよ編についてとなります。
読んだ感想も載せています。
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「愚者の皮」あよ編のネタバレ
不幸なことから、顔に傷が付いてしまったあよ。
傷は治ったのですが、完全に治りきってしまったために、後が残る結果に。
美しかった当時と比べてしまうと、確かに見劣りしてしまうでしょう。
しかし、優しく綺麗であることに変わりなく、普通の人であれば何も気にすることはありませんでした。
たった一人、夫の英馬を除いて。
英馬が小さな声でつぶやいた一言。
「もう治らないんだな」という言葉があよの心の奥深くに突き刺さったのです。
あよは、決意をして整形手術に踏み込みました。
しかし、普通の医者はまだ治りたてだし、顔面麻痺やら何やらということで取り扱ってくれません。
そのため、彼女は寂れた場所にあった整形手術病院を選び、行ったのですが・・・。
手術はギャンブルなどと抜かし、顔面は崩壊。
夫には、離婚届を出されるハメに。
あよは、人生の全てを恨みましたが、心が疲れ果ててしまったのです。
そんな時に、お寺に入ります。
そこで、あよは自分の心と向き合うことができ、その後に自体が好転していくのです。
同時に、あよを切り捨てた夫の英馬の転落が、ここから開始していくのでした・・・。
序盤こそ、非常に不気味部分がクローズアップされていますが、読んでいくと徐々に印象が変化します。
そして、最後は「あっ、と驚く」展開なので、ぜひ本編の最後まで目を通してみてください。
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結末と感想について
結末は、ネタバレの部分でも触れたように「あっ、と驚く」展開になっています。
詳しいことは楽しみを奪ってしまうので、言えませんが必ず気持ちは晴れ晴れとしたこととなるでしょう。
ラストの展開は、人情モノという括りでも受け入れられるような話となっています。
本編の感想ですが、いやーまず気持ち悪いですよね。
何がっていうのがあよの整形失敗の顔が、ですよ。
あそこまでエグいくらいにグチャグチャにしなくても・・・と思ってしまいます。
また、一方で英馬の一言も酷いですよね。
顔は女の命とも言える大事な部分です。
それを「治らないのか」と本人の目の前で言ってしまえば、何がなんでもあよは治しに掛かるでしょーに。
この時点で、一発ぶん殴りたくなります。
私だったら、オマエも同じ顔にしてやろうかー!と言ってしまうでしょう。
それを耐えて、夫のためにギャンブル要素の高い整形に手を出したあよは、素直に凄いと思います。
私だったら、絶対に出来ませんよ。
同作者の別作品は、こちらからどうぞ。
まとめ
良い意味で読者を裏切る結末となっています。
全2巻ですので、1時間もせずに読み終えると思います。
暇な時間に手をとってみてください。
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