「リネンとガーゼ」のネタバレです。
感想についても載せてあります。
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「リネンとガーゼ」のネタバレ
バイトを辞めて軌道にのったネットショップの制作に集中できる・・・と思った。
しかし、それは夢に終わってしまいます。
そう、主人公の川乃の姉の姪っこ「ここみちゃん」がやってきたからです。
なんと、姉は旦那と住んでいた所から、ここみちゃんと一緒に実家へ帰省してきていたのです。
そのため、ニートネットショップ制作のためにバイトを辞めたのに、家ではろくに仕事ができません。
仕方なく外の集団作業場に足を向けるものの、ここみちゃん襲来!
気の休まる日が一切ありません・・・。
せっかく作った手芸品もダメにされてしまったり。
怒りたいし、泣きたいし、という日々を過ごすのですが、時折見せるここみちゃんの思いやり、心遣いに励まされ、本来の自分というものを見つめ直していきます。
今まで自分の狭い世界で引きこもって満足していた。
そんな川乃が、姪っ子に引っ張られて成長していくのです。
そして、狭い世界に閉じこもって満足してしまう原因というのも、少しずつ判明していって・・・。
というように、子供を起点とした大人の成長物語となっています。
ここみちゃんの溢れんばかりのパワーと、天使のような笑顔。
そして、子供特有の無邪気さに手を焼く大人たち。
ぜひ、本編に目を通してこれらを楽しんでください。
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感想について
いやー、可愛いんだけど、そりゃキレたくもなるよね!
子供なので仕方ないし、自分たちの幼い頃とかも思い出す良い作品です。
あー、こういうことやって怒られたなー、とかの思い出を懐かしむのにうってつけ。
また、川乃とここみちゃんは、あくまでも叔母と姪という関係が崩れないのもポイント。
ここみちゃんの両親は存命しており、教育者はそっちに投げてあるんですね。
だから、2人の関係は家族的ではあるんですけれど、年の離れた友達に近い感じで描写されていきます。
しかし、やはり大人であるわけで、締めるところはきっちり締めます。
そんな適度に良い関係を楽しめるのが本作の特徴です。
恋愛面も出てきますが、なかなか川乃が煮え切らない場面があるんですよね。
そこを許せるか、許せないかっていうのが「リネンとガーゼ」の世界を楽しめるか楽しめないかの境目だと思います。
まとめ
全体的にはふんわりと柔らかい描写が続いてく形です。
刺激的な漫画を求める人には、物足りない作品でしょう。
でも、読んでいて心が温まるのと同時に、自分もしっかりしなきゃっと思わされる場面も多々あるので、ぜひ手にとってみてください。
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