「蟻の王」のネタバレです。
読んだ感想も載せてあります。
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「蟻の王」のネタバレ
昭和の日本経済を支えた巨大財閥「六道グループ」のトップ六道鬼三朗が死んだ!!
その六道鬼三郎には3人の実子と1人の隠し子がいた。鬼三郎の死を発端に、巨大財閥「六道グループ」の日本刀、弓矢、銃、なんでもありの後継者争いの幕がきって下ろされる。
頭のねじが1本どころじゃない、2本も3本も飛んだような、手加減というものを知らない最強最悪のヤンキー「亜久里四郎」つまんなく退屈な日々を送りながら、常に誰かをぶっ壊したいと思っていた。
そんなある日、四郎の父である、鬼三郎が死んだことによって発生する遺産を放棄してくれと、根古長吉が現れる。
それは、四郎を後継者争いに巻き込みたくないという父としての鬼三郎の願いがあった。
そう、実は四郎は唯一、鬼三郎の血を引く子供だった。そのことを好ましく思わない、3人の御曹司はあの手この手で四郎を葬ろうとしてくる。
そんな日本のすべてを牛耳る六道財閥に対し、ひと癖ふた癖もあるような、仲間を集めて、巨悪を倒し、「蟻の王」となるべく四郎は立ち向かっていく。
鬼三郎に長年仕えていた、高齢でありながら、超人的な強さを持つ、執事の根古長吉。
最初は敵対していたが、四郎に惹かれて仲間になった、格闘技においては、天性の才能を持つが引っ込み思案の坂水。
四郎たちが根城とする、教会の娘で、超がつくほど、純粋で天然でお人よしなミハル。そんなミハルを心の奥から愛し、ミハルを常に監視し、守る盗撮魔な小鉢。
一度は殺そうと四郎を襲った、母親を四郎から守ろうとした、ただの小学生のケイタ。
戦後最悪の連続殺人事件を起こした、超猟奇的殺人犯でありながら、ゲイで、自分を女と言ってくれた四郎をこよなく愛している。
枕田総司。そんな奇天烈な仲間を引き連れて、日本有数の財閥である、「六道グループ」を相手に四郎たちはどうなっていくのか?
暴力が支配する世界を闊歩していく彼らの勇姿は、ぜひ作品に目を通して確かめてみてください。
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感想について
「蟻の王」を読んでみての感想は、四郎のハチャメチャな暴力行為には、目を見張ります。
本当に加減を知らないというか、普通の人ならブレーキをかけるような、場面でも平気でアクセルを踏んでいく場面は衝撃です。
そんなバイオレンスな表現が多い作品だが、ところどころに、ギャグを入れており、緊張と緩和がうまく取れていると思います。
特にミハルの天然でまっすぐな姿には、すごく癒され、とても愛らしいです。絵自体はとてもシャープな感じで、きれいな感じに仕上がっています。
巨大な財閥を相手に「亜久里四郎」がどういった突拍子もない行動をとっていくのか、続きが気になるオススメの作品です。
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