「ニコニコ日記(漫画)」のあらすじとネタバレです。
読んだ感想も載せてあります。
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「ニコニコ日記(漫画)」のあらすじ
今はシナリオライターに転職していた小鳥遊ケイ。
彼女の家の玄関には突如1人の女の子が出没。
その子から手渡された手紙には、見覚えのある名前が・・・。
差出人は柴野冬美(本名:小箱美子)といい、昔に付き人をしていた女優
かつて、ケイが付き人をし、2人で秘密を共有していた仲だったのだ。
この伝手を使われて、強引にケイは小箱の娘・仁子を預かり、育てることとなった。
期限は「春」まで。
売れないシナリオライターと大人の都合に振り回される女の子の暮らしが、こうして始まったのだった。
ネタバレ
ドラマ化もされていたのを覚えているでしょうか?
NHKの連続テレビ小説でやっていたんですよね。
私は、その時には諸事情でほぼ見れませんでしたが。
物語の内容としては、昔の知り合いの子供を引き受けた独身女性の奮闘記、となっています。
その中で、家族の温かみや実の親子ではない2人が距離を少しずつ少しずつ詰めていく模様が描かれている形です。
文字を書く職業を生業としているため(売れないけれど)仁子が心を開いてくれるように、交換日記で心を開こうとする優しい一面もあります。
この2人の生活は、そう長くは続かなかったのですが、何だかんだで仁子が結局ケイの元に帰ってくるんです。
そして、そのままケイの元で成長して・・・というようなお話です。
その中には、ケイの恋愛模様や仁子への愛情などもたっぷり描かれています。
また、オチについては・・・語ってしまうよりかは、本編やドラマを見て楽しんでみてください。
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感想について
心温まる物語ですね。
母親の美冬が身勝手なように思えるんですが(実際に身勝手ではある)、仁子という名前に込めた意味を知るとガラッと印象が変わります。
もう少し、仁子と話し合いをするくらいの余裕があったり、もしかしたらケイが側にいてあげれば2人の関係はもっと違っていたんだろうな。
そんな風に思わされてしまいます。
また、ケイも最初こそ仁子のことを邪険に扱っていましたが、交流を深める内に我が子のように愛おしく思うシーンなどは心を打たれます。
そして、そんな仁子に対する決心などは、並の人間には出来ないでしょう。
現実には、あり得ないような話ですけれども、こういう家庭って世の中にもっと増えてもいいのではないだろうか。
そのように感じさせてくれる作品です。
まとめ
ドキドキハラハラという展開よりは、しっとりとしたスローなテンポで進んでいきます。
きっと読み終わった後には、家族っていいモノなんだなぁ、と思うこと間違いなしですね。
愛に飢えている人は、ぜひ手にとってみてください。
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