「夏雪ランデブー(漫画)」の最終回のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「夏雪ランデブー」の最終回のネタバレ
島尾が葉月の体に入ったまま、六花と心中を試みようとします。
この試みを葉月が止めようとするのですが、幽霊なので何も出来ずに戻されちゃうんですよね。
結局、島尾と心中せず六花には首に葉形が残って葉月の体から抜けていく描写があります。
ここで、めでたしめでたし・・・と思いきや、どうやって成仏するんだよっ!と突っ込みたくなります。
さて、めでたしめでたしな状態からはどうなるのか?
答えは、沢山の写真や場面が流れていきます。
結婚して、子供が出来て2人で店を切り盛りして・・・と。
一体、どういうことなのか、と思うでしょう。
実は、これらの描写は2人の死後の描写なんです。
回想をしているのは、彼ら2人の子孫たちによる過去の回想シーンだったんですよ。
じゃあ、成仏できなかった島尾は、どうしていたのか?
そのことに関しては、ぜひ本編に目を通して確かめてみてください。
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感想について
というように、「夏雪ランデブー」の物語の語り役(?)というか、主要なのは葉月なのですが、実質的な主人公は島尾さんでした。
だけど、主人公が島尾さんだたったのは、幽霊ものであったのなら仕方ないことかな、とも思います。
読者側からすれば、主人公は幽霊の島尾さんの方が、物語の進み方もスムーズにできたし上で納得も出来たでしょうから。
また、最後の回想に関してもビミョーという意見がありましたが、個人的には登場人物たちのその後が、回想で流れていくって好きなんですよね。
時の重みっていうか、その人達が生きた証とでも言いましょうか。
それらが味わえるのが、私はすごく大好きなんです。
台詞が無いページで、コマ毎、1ページ毎に時間が進んだ描写とか大好物。
だから、私としてはラストの2人がイチャイチャと新婚生活するよりは、スパッと死んだ後を描写した作者に拍手を贈りたいと思っていましたね。
結構、使い古された手法だとは思うんですけれど、中々どうしてか死後からの身内たちの回想シーンというのは、私を惹きつけて止みません。
私と同じ人、まだまだ沢山いると思うんですけれど、同意してくれる人が周りにいないんですよね~。
まとめ
終わり方としては、綺麗にまとまった形です。
とはいえ、途中の描写や最後の急な回想部分で評価が分かれる作品だとも思います。
アニメもやっていたので、淡い雰囲気を楽しみたい人は、原作と共に視聴してみてください。
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