「陵子の心霊事件簿」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「陵子の心霊事件簿」のネタバレ
引っ越し先で昔から飼っていたポウという猫が死んだことから物語が動き出します。
主人公の翠川陵子は、ポウが死んだ日の夜から家の中に異変が起きていることを感じ取るのですが、家族に全く相手にされません。
数日の間この現象が続いたある日のこと。
そこには、死んだポウに乗り移った男の姿が見えたのでした。
この男は、自分の体から精神が分離し、止む無く死んだ猫のポウに乗り移った、と言うのだとか。
彼は、陵子に対して自分の肉体を探すことをして欲しい、と依頼するのですが陵子は拒否するんですよね。
当たり前といえば当たり前ですが、死んだ猫に乗り移ったとか信じられる訳がありません。
流石に、陵子も耐え難い恐怖となってしまい乗り移ったポウをダンボールに閉じ込めて、捨ててしまいました。
しかし、捨てた当日のお風呂で陵子は、ポウに乗り移った男が言っていた「今はマズイ」という忠告をを身を持って体験したのです。
風呂場の水の中から湧き出てきた髪の毛に体を縛られ、陵子は溺れさせられ、この時にポウを溺死させた人物を初めて確信。
陵子がこのまま溺れ死ぬかと思ったその時に・・・?
話の流れとしては、ポウの体に宿った人物の肉体を探すことが第一。
同時に、様々な心霊事件に関与して解決していくのが一連の流れ。
詳しい内容の詳細は、ぜひ本編に目を通して確かめてみてください。
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感想について
夜には読まないように!
というのも、時代が時代だったため、割りと表現がゆるゆるだからです。
作者の方の作品のテンポや描き方も加わっていることで、より恐怖が増しているんですよね。
作中の基本的な心霊現象も、日常の中にある恐怖ばかりですので、読んだ後とかお風呂に入ろうと思えません(笑)
ついつい、自分も夜中に「パキーン」という音を聞いたかと思って、一度起きてしまいましたからねっ!
私の家の近くには、木なんて無いのに・・・ですよ?
作品の展開もコンパクトにまとめられていてるのも、私の中で評価が高い点の1つ。
昔の作品であることもありますが、全4巻でグイグイと読ませる展開は、素晴らしいの一言でした。
まとめ
今でも十分読むに値する作品の1つです。
ここ最近のスプラッターホラーを読むより、数倍怖い思いができましたね。
くれぐれも、読む際は明るい部屋で読んでください。
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