「嘘つきボーイフレンド」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「嘘つきボーイフレンド」のネタバレ
両親を早くに亡くした榊三兄弟の直哉28歳と、高校2年生の悠斗、末っ子の颯太で慎ましく暮らしていた。
そんな直哉の営む探偵事務所に依頼されたのは、以前やっていた「別れさせ屋」。
しかし、個人探偵事務所にしたばかりの直哉には、まず人を雇うところから始めなければならず、クライアントは今すぐに、と急かし結局まだ17歳である悠斗が工作員として働くことに。
悠斗、時々末っ子14歳のおちゃらけた颯太の力も借りながら、様々な恋愛事情に触れていく、というお話ですが、長男である直哉の女癖が少しばかり気になるところや、ちゃらんぽらんしているところがあるからか、悠斗の真面目さに私はぐっと胸を締め付けられました。
一番下の颯太は悠斗の後ろをべったりとついて歩き、まだまだあどけなさが残る可愛い中学生なので、工作員として駆り出されている悠斗の助っ人として、女装をさせられ、襲われそうになったりと危険な目に遭います。
先程言ったようにまだ、中学生。
颯太の顔面蒼白したあの表情が、感情移入させられ私までハラハラしました。
悠斗の後ろばかりを歩いている颯太にとって、知らないオジサンと外食するのでさえも、表向きは余裕で安易な考えが見えても、実際上に乗られれば、恐怖は自然と湧くもの。
弟視点でここで助けに来た悠斗は、誰が見てもカッコ良く見えます。
また、そんなしっかりした悠斗にも弱点があり、「若い女性は苦手」ということ。還暦を過ぎた人としか心を開くことができず、工作員としての仕事にも支障をきたす時がしばしば。
そこで苦肉の策で、目の前の女性を還暦を過ぎた仲のいいおばあちゃんと見立てて会話を進めていくその姿が、可愛くて悶えたのです。
しかし、そんなほんわかとした気分でいたのも束の間、悠斗はおばあちゃんと見立てて会話を進めていくので、本音が出てしまい、心配の声や、時には弟の颯太と相手を見立てて、甘やかせてあげたり、青春ラブコメディとは違った兄弟愛に似た描写に心を打たれてしまいます。
幼く可愛い颯太が悠斗に本当に甘えるその姿が、中学生の中にも可愛げのある子もいるのだと思わせてくれます。
そして、何より、この漫画の主内容である「別れさせ屋」で、なぜ、毎回悠斗と時々颯太で解決できるのか、という疑問。
それは、悠斗は学校内で色んな噂が飛び交うほどのイケメンであるからです。
彼のモテようは半端ではなく、弟の颯太から見ても、一日中女子の目が光っている状態。だからこそ、工作員をしていて何ら問題もなく、生まれ待った美貌を武器にターゲットの女性を落としていくのです。
はてさて、これから3人の運命はどうなるのか?
無事に依頼を遂行していき、報酬をがっぽりと受け取れるのか!?
そして、女性恐怖症は改善するのか。
3兄弟の楽しい日々や悠斗の成長具合の詳しい詳細は、本編に目を通し確かめてみてください。
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感想について
実は自分がモテているということに関して無頓着で、鈍感で天然さが拭えず、多少女性慣れしていなくても、また、そこが初々しく可愛らしさも垣間見えるのでとても楽しく読ませていただきました。
力を合わせて、今月の生活に息巻く辛辣な環境にも強く生きる彼ら3人が、どう変化していくのか気になります。
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