「ダンボールで育った少女」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「ダンボールで育った少女」のネタバレ
一つの施設にとある女の子がやってくることから物語が動きます。
事の始まりは、遊び歩いていた住人にキレた大家が押し入り、動くダンボールの中身を確認したことから。
なんと、中には痩せ細った少女が詰まっていたのです。
この出来事が発覚したことで、ダンボールに詰められていた少女の親は逮捕。
少女は栄養失調により、身長も2歳くらい、体のあちこちに不調をきたしています。
とはいえ、身寄りの無い子を預かるのが施設の役目。
快く引き受けた園長でしたが、次第にその大変さが周囲に伝わっていきます。
少女は今までろくに食べてこれなかったため、体の臓器が栄養を吸収することに慣れていません。
医者からも、何度か食べ物を分けて与えるように、という忠告も受けました。
さて、そんな中で言葉を一言も発しない少女に対して、気にかける先生がいます。
彼女の名前は夏美。
施設に今年入ってきたばかりで、大学では昔の遊びを研究していたこともあり、施設の子供たちに大人気の先生です。
彼女には、彼氏もおりダンボールの少女の事を考えると、自分が子供を持つことに不安を感じるようにもなってしまっていました。
そして、ある日のこと。
夜の施設から一人、胸に何かを抱えて出て行く姿が。
一体、この人物は何をしようとしているのか。
また、夏美がダンボールに入っていた少女を気にかける理由とは。
詳しい詳細は、ぜひ残りの3作品と共に本編に目を通して確かめてみてください。
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感想について
設定が現実的じゃないことは置いておきましょう。
本作の女の子であれば、まず病院に数ヶ月入院させることで、体の機能を取り戻すのが優先ですから・・・。
本編全ては、親の愛情を受けられなかった子供たちを描いています。
作中で夏美も言うように「子供を可愛いと思える?」という台詞が最もこの作品を表しています。
子供が可愛いのは間違いありません。
しかし、親自身が可愛いのは意思疎通が取れるくらいから、です。
それまでは、やりたいことが出来ないくらい目を掛けていかなければいけない。
激しい夜泣き、協力しない夫・・・などなど。
そういった状況に打ちひしがれてネグレクト、虐待に走ってしまう親が沢山いますよね。
実際、私の周りでもイラッとしたことは1度や2度ではない、と耳にしています。
子育てをしたことがある方であれば、必ず同意することでしょう。
それらをひっくるめて、子供を愛してあげられるのか。
そして、子供へ深い愛情を示してあげられるか、ということを深く考えさせられる作品でした。
まとめ
全体的に子供と愛に関する話でまとめあげられており、子供を持つ人・持たない人の両方の方々に強く響く内容です。
ぜひ、手にとってみてください。
同じような作品で実話を元にしてある作品も紹介しています。
もしかしたら、耳に挟んだことがあるかもしれない話なので、覗いてみて下さい。
⇒「ブラック主婦〜ダンボール〜」ネタバレと結末!事件は実話って本当?へ
同じく、コチラも実話を元にした話で構成されている作品。
見かけて興味があったけど、どんな話なんだろう、と思った人は参考のために覗いてみて下さい。
⇒「姥捨て〜介護地獄〜」良子の結末までの詳しいネタバレと感想!へ
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