「カンブリアン」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「カンブリアン」のネタバレ
簡単に言うと、生殖行為によって感染するウイルスのような細胞を埋めつけられてしまった恵子という女性が、自分と同じ同族を狩っていく作品です。
恵子自身も感染しているのですが、その原因というのがかつての教授におびき出された時に、恵子も感染させられてしまったから。
教授が姿形を変えるシーンは、まるでバイオハザード2に出てくるGの第1,第2形態を思い浮かばせます。
ちなみに、変身した状態でも自我を保てるらしく、自由に動き回れます。
作品の中には、小難しい遺伝子や白亜紀とかカンブリア紀とか色々と出てくるのですが、やっていることは子孫を残すこと。
そして、強制的に自分も同族にされてしまった恨みからくる復讐。
また、男女の痴情のもつれなどについて、バトルを絡めつつ描写してくれています。
キャッチコピーも面白く「エログロ仮面ラ○ダー」なんて言う風に言われてたりもしています。
特に、終盤はキャッチコピーに負けないくらいバトル、バトル、バトルの嵐。
詳しい詳細は、ぜひ本編に目を通して確かめてみてください。
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感想について
小難しい話を忘れて、エログロに耐えれるのであれば読むことに苦労はいません。
化物になりたくないのに、強引に化物にされ、望んで化物になった連中を叩きのめす。
こう書いてみると、意外と正統派な漫画のように思えません?
でも、増やすためにやってるのがセックスなので、カッコいいかは別になりますけれどね・・・。
絵柄が漫画ゴラクとかのようなオッサン向けの絵柄の部分で、人が敬遠しそうかなーとは思っています。
その一方で、見開きのページはアートの世界に近い感覚で、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けました。
気色悪いけど凄いなっ!凄いなっ!
というような感じでしたね。
実際、隅々まで見てみると気色悪いんですけれど(笑)
ただ、そんな作品でもやっぱり人気が無いと畳まされるわけでして、最終回に向かっていく後半は、話が急に駆け足になります。
全3巻ということから、やはりあまり人気自体は無かったことが、察することが出来ました。
ここがSF系漫画の難しいところなのかもしれません。
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まとめ
現実に起こりえる「生殖行為」で化物に変化していく気味の悪さ。
また、その化物たちの不気味さは、一定の人々を狂乱させていたことでしょう。
もし、エログロに耐性があるのであれば、ぜひ手にとってみてください。
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