「誰かに話したくなる怖い話」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「誰かに話したくなる怖い話」のネタバレ
最近の少女漫画ホラーっていうと教室で孤立して、イジメ、家庭内環境(暴力面)というのが多いです。
ですが、「誰かに話したくなる怖い話」では、そういったものではありません。
古典的なホラーが中心で構成されています。
最初の話なんて、せっかくいいことをしたはずなのに、実は・・・という話です。
両親と喧嘩した小さい女の子が、家を飛び出したら、メチャクチャイケメンな執事っぽい男の人に遭遇。
一体、誰のことか分からないのですが、執事がいくつかのモーションを演じると、すぐに分かりました。
どういう話かというと、森で小鳥を助けてあげていたんですね、女の子が。
その「おかえし」をさせて欲しい、というので迎えに来たのです。
井戸の穴に落ちると、そこは別世界で、女の子は食っちゃ寝、食っちゃ寝。
見事に樽体型になってしまって、飽きたし帰ろうかなーなんて思っていました。
そろそろ帰りたい、と言ったら執事の態度が豹変。
「誰が恩返しするって言った?」という言葉を呟きます。
そして、女の子は・・・・。
さて、一応家には帰れたのですが、どうも様子がおかしい。
おや、何か口から細長い舌が・・・・???
というような具合の話がてんこ盛り。
子供向けながら、内容は古典的ホラーを外していません。
その他の話も、ホラーとしてブレていないので、詳細は本編に目を通してみてください。
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感想について
編集部からオススメされている内容は「四谷怪談」だったりします。
詳しくは言いませんが、普通の四谷階段と切り口が異なっているため、オチを知っていたとしても楽しめる内容に仕上がっています。
編集部もイチオシと押すだけあるなぁ・・・と感心させられました。
ちなみに、怪談ものなのですが、ちょっとしたほのぼの話もあります。
読んでいくと、どことなく懐かしい雰囲気にさせてくれる良作としてまとまっており、読む人を飽きさせない工夫もされています。
1話1話がコンパクトにまとまっているというのも、私の中で評価が高い部分の1つですね。
まとめ
子供の教育に使える訳じゃありませんが、子供ながらに恐怖を感じる部分はあるでしょう。
特に、一番最初の話は「命」の尊さについて、学ばさせるには丁度いいのではないかと思っています。
こんな綺麗なこと言っていますけれど、昔はトンボの羽とか毟ってました。
とにかく!
いい作品でしたので、ぜひ手に取ってみてください。
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