今日は、「かんかん橋をわたって」という古いマンガについてです。
もしかしたら知っている方もいるかもしれません。
久保ミツロウさんがラジオか何かで話題に出していた作品でしたからね。
端的にいうと、嫁姑問題なのですけれど、もう凄いの一言。
何が凄いって、展開です、展開が凄いんです。
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「かんかん橋をわたって」最終回のネタバレ
嫁姑問題はどこへ?
完全なバトル漫画と化します。
悪い奴に支配されているから、そいつをぶっ倒すぞー!と団結する感じです。
一体、最初の嫁姑問題でご飯が上手く炊けない。
きちんとセットしたのに、なんでだろう。
理由を探ってみよう。
なんてやっていた頃とは、全く別世界となります。
自分たちの生きるか、死ぬか、という世界になっていますので、もう力強いこと力強いこと。
本当に、母は強し、と感じられるマンガに仕上がっています。
この変貌ぶりは、ぜひ貴方の目で見て欲しいと思います。
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読んだ感想について
最初は、現代では見かけなくなった嫁姑問題から嫁が負けないわっ。
なんて言うような健気なお嫁さんの話だったはずなんですけれどね・・・。
何をどうしたら、先ほどのネタバレのように昇華していくのか。
正直、こんなマンガを今の時代で連載していたらぶっ叩かれるか、賞賛されるかの二択です。
読んだ人間からしたら、当時の反応ってどんなんだったんだろう、と思わざる得ない作品ですね。
リアルタイムで読んでいたとしたら、「なんだこれっ!!?」と私は驚いていたに違いないでしょう。
その後に、きっと読むことを辞めていたかもしれません。
電子書籍で全巻読めた時代に生まれたのは幸運なのかも、と思っちゃいます。
それだけインパクトがある作品です。
一方、もう少し冷静に考えてみると嫁姑戦争を生き抜いた嫁は、そう簡単に負けないぞ。
こういうメッセージが込められているのかもしれない、と勘ぐってしまいます。
嫁姑とは違いますが、女性は子供を産んでから強くなる。
そういう話はごまんと出てきますからね。
そりゃ、姑に虐げられた程度が「なんじゃいっ!」となるのかもしれません。
あくまで、これは私が個人的に思ったことなので当てはまらないかもしれませんけれど。
同作者の別作品は、こちらからどうぞ。
まとめ
一言で凄い、と言ってもどう凄いのか伝わりにくい今作。
1巻とラストの10巻が全く別世界のように描かれています。
世界観としては、別に時代が変わったとかは一切ないんですけれどね。
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