「ピンクペッパー(漫画)」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「ピンクペッパー」のネタバレ
40手前で結婚し、42歳で子供を産み、子育て期間2ヶ月の40代夫婦が主人公の物語。
お父さんは40代らしくおでこから来ているハゲで、お母さんの方は40代おばさんらしいおばさん。
ちなみに2人ともメガネ。
どういう内容かと言うと、エッセイでは無い子育てマンガです。
エッセイでは、どうしても自分の子育て+教育論というような形になっていきますが、「ピンクペッパー」では、疑問→解決、疑問→解決。
または、問題→解決という手段が取られています。
もちろん、その中には子供のいたずらや、食事の時のマナー。
例えば、食べ物を落とす、吐き出す、投げる・・・というようなしつけの問題。
あとは、パンに塗ったジャムだけを舐めるなんていうことも描写。
多分、子供の頃にこの体験をしたのは、私も含め一度や二度じゃないでしょう。
他には、夜泣き問題と多岐に渡って描写され、それらに一切飾りっ気のない描き方が読者に共感を与えます。
さらに、後には年子で娘も登場し賑やかになっていきます。
40代夫婦のリアルな子育てや子供との向き合い方。
それらの詳しい話の内容は、ぜひ本編を覗いて確かめてみてください。
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感想について
女性ならずとも、男性にも読んで欲しいかな、と思う作品です。
ただ、男性からしたら分からない視点や共感点も含まれているため、途中で飽きてしまうかもしれませんね。
女性は最初から最後まで共感ポイントが多いと思います。
作品内で描かれている事柄って、シンプルなように感じるんですよ。
日常の中にある問題や疑問という普遍的で、作品の盛り上がり的にも山場も何も無いですから。
でも、実際に自分が経験する立場になったら、「ピンクペッパー」のような夫婦の生活はとてもじゃないけど送れなそう。
もっと、毎日ドタバタと過ごして、夜はぐったり・・・ということになっていそうです。
そう思うと、ふわふわとしてドライな感覚を感じるような作風の中でも、最後は明るく〆ているっていうのは、作者の力量なのだと思います。
自分だったら、こんな風にはなれないよー、と思いますからね。
同作者の別作品は、コチラからどうぞ。
まとめ
高校生で読むとツマラナイ。
大学生で読むと、将来を見据えて行動しようと思える。
社会人になって読むと、現実ってこうなのか・・・と再度思い知らされる。
という感じでしょうか。
それでも、楽しく読めたのは作者の力があってこそ。
同時に、自分がそう感じれるだけの年齢や経験を積んだんだろう、と思いたいです。
全2巻で1話毎のまとまりも良いので、ぜひ手に取ってみてください。
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