「初恋アステリズム」のあらすじとネタバレです。
感想も載せてあります。
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「初恋アステリズム」あらすじ&ネタバレ
物語の主人公、今江美奈子。
高校入学したての明るく平凡な女の子です。
美奈子の初恋は中学2年生の時。
女子バスケ部に所属していた美奈子は、当時同じクラスで男子バスケ部に所属していた久音逞真に恋をし、意を決して告白。
しかし、その答えは、「美奈は、柊の親戚だろ。お前のことそんなふうに見れない」というものでした。
逞真の親友・大村柊は、同い年でありながら美奈子の甥っ子。
美奈子の18歳上の姉の息子なのです。
逞真は柊との関係を大切にしていて、その関係を壊したくないから、美奈子を恋愛対象として見たことがないと美奈子に伝えます。
「それじゃ、また友達として」と、何とか返した美奈子ですが、その後はクラスも別となったことで、逞真とは自然と疎遠になっていきました。
そして、高校に入学した美奈子。
親友の由香里も、甥っ子の柊も、そして、初恋の相手である逞真も一緒。
同じクラスになった逞真に、最初は気まずいと感じていた美奈子ですが、普通に接してもらえることでその気持ちも落ち着いてきます。
むしろ、初恋を諦めきれていないことに改めて気づかされるのです。
そんな中、高校でもバスケ部に入ることになった逞真と柊。
美奈子の気持ちを知る由香里の積極的な協力により、美奈子は由香里と共にバスケ部のマネージャーとなります。
再び恋を頑張ってもいいのかと悩む美奈子でしたが、更に逞真への想いを募らせていきます。
同時に、美奈子を何かと気遣っていたりする逞真。
そんな逞真と美奈子の姿に違和感を覚えてきた柊は、「付き合ってるのか」と逞真に詰め寄ります。
実は美奈子が中学2年生のときに、美奈子の姉で柊の母は、交通事故で亡くなっています。
それ以来、美奈子は残された柊と圭の兄弟の世話を何かと焼いていました。
そのせいか柊は、美奈子に独占欲を持つようになっていて、逞真と美奈子が仲良くしていると、大好きなお姉ちゃんを取られた弟のような気持ちを感じるように。
逞真もそんな柊の気持ちを気にしながらも、実は美奈子が昔から気になっていたため、その想いを次第に隠さないようになっていくのです。
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「初恋アステリズム」を読んだ感想
初恋の相手の逞真への気持ちが諦めきれず、また頑張る美奈子。
告白されて振っておきながら、実は美奈子が気になっていた逞真。
そして、美奈子を取られるのが面白くない柊。
そんな3人の青春ラブストーリー。
ドロドロした恋愛ものではなく、美奈子と逞真のラブと、柊の家族愛(?)という爽やかなお話でした。
読み始めの最初から、美奈子と逞真がくっつくのは予想できました。
互いに意識しているし、逞真が美奈子を特別扱いしているのがもろバレです。
美奈子のピンチをサラッと助けたり、美奈子が落ち込んでそうな時には、不器用な優しさで励ましてくれる逞真。
王道的な流れですが、美奈子と一緒に胸キュンしちゃいます。
最終巻では、そんな2人のラブ期も十分に描かれているので読み切った感が得られます。
特に最初の頃が嘘のような逞真の積極性は、胸キュンの連発です。
因みに、個人的には柊が好きです。
クールなイケメンで、ちょっとチャラい柊は、女子からモテモテです。
それなのに、美奈子というお姉ちゃんを取られて拗ちゃう様が何とも可愛い。
恋愛と家族、どちらも大切にしたい美奈子。
最初は難しいのでは、と思っていましたが、美奈子ならできちゃうんですね。
そこに、作品タイトルにある「アステリズム」が、絡んでくるのかなと思いました。
星と星が繋がれた線の意味は、恋愛だけではないのだと。
まとめ
Betsucomiフラワーコミックス発行、吉永ゆう先生の「初恋アステリズム」は、全3巻完結。
2巻には、充実の読み切り作品が収録され、最終巻の3巻には、番外編で柊の恋も描かれています。
吉永ゆう先生の描く男の子は、本当に皆さまイケメンです。
美奈子のお相手の逞真は勿論ですが、甥っ子である柊のイケメンさにも胸キュンできる作品です。
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