「あとは若いおふたりで」のネタバレです。
感想についても載せてあります。
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「あとは若いおふたりで」のネタバレ
それぞれ独立した話が収録。
基本は、全部結婚をしたい人しかいないのですが、その過程が大事という人たちが描かれます。
例えば、表紙を飾っている2人。
恋愛結婚じゃないと嫌だ、という美緒は母の策略でお見合いをすることに。
お見合いといえばスーツに着物にパーティードレスとか。
そういった恰好をするのが普通だったりするのですが、なんと今回は外。
しかも、美緒は破談にさせるためカジュアルでダサい服装をわざと選んでいくんですけれど、相手も実はカジュアルで・・・という形。
色々と考えて好感度を下げようとするのですが、1つの行動をする度に彼の好感度がうなぎ登りになってしまうんですよ。
そんな時に、ある人が現れて話が進んでいきます。
他には、キャリアウーマンが頑張る話で、社内のイケメンで出来る男の裏の顔を知ってしまう。
合コンの鬼教官やパン職人のお話などが収録されています。
特に、合コンの鬼に関しては、笑えること間違いなしの作品。
表題作を含め、そつなくっまとまっている短編集。
詳しい話については、ぜひ単行本を覗いてみてください。
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感想について
基本はギャグテイストです。
その中で、女性作者ならではの付き合いや結婚の価値観というものを描写していっています。
女性であれば、共感する部分が多いのではないか、と感じましたね。
また、作品は全て明るく楽しくというのが第一である。
というような形で話が進んでいきます。
同じ掲載誌だった「ない嫁シリーズ」の深海魚さんとは、また別方向で明るい人です。
あっちは、明るくてもゲスな明るさですからねっ!
ただ、作品が明るいのは良いのですが、ややあっさりし過ぎているため全体的に印象がボケてしまっているのも事実なのですよ。
そのため、可能であれば次の作品は1巻完結型か3話くらいの完結型が読みたいなー、と感じさせられました。
きっと、作品の傾向からするに良い作品になると思うので出版社さん、よろしくお願いしますっ!
まとめ
そういえば、お見合いと恋愛だと恋愛結婚のほうが離婚率が高いなんていう話を耳にしたことがあります。
本当かどうかは知りませんけれどね。
さて、本作は柔らかい雰囲気と世界に包まれています。
疲れた時に、少し凹んでしまった時に、上手く物事が運ばない時などに読んでみてください。
心が癒やされて、明日からは頑張るかーっていう気にさせてくれますよ。
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