「高嶺と花」1巻のあらすじとネタバレです。
感想も載せてあります。
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「高嶺と花」1巻のあらすじ
父親が勤める会社の親会社グループの会長に、自分の姉が見初められたのだが、姉はお見合いを拒否!?
そこで、ピンチヒッターとなった妹の花が見合いに行くことに。
見合いの場で会った御曹司の高嶺は、身長、容姿、収入と何一つ問題の無い男性。
しかも26歳と若い。
だが、一つだけ彼には欠点がある。
それは・・・非常に性格が残念であることだった。
残念系御曹司に見初められ、交際スタート!?
高圧的な態度にムカつき、笑い合い、時には繊細な内面に惹かれたり・・・?
姉の代わりに出たお見合いから始まる2人の恋の行方はどうなるの!?
詳しいネタバレについて
高嶺がSなのは、Sなんですけれどヘタレ系Sなんで、殆どの場面で花に負けます。
少女漫画だと、必ず含まれている『壁ドン』をやるんですよ、高嶺が。
だけど、その後の行動で何をしていいのか分からないのが、笑えて仕方ない。
花にまで「・・・・で?」というように煽られてしまうんですよ。
その後も、花は続けざまに煽って、苦しい高嶺から出てきた言葉っていうのがコレ。
「蚊潰そうとしただけだ蚊!!」という苦し紛れの言い訳。
でも、この時の高嶺は26歳の男性に言っていいかは分かりませんが、可愛らしいですよ。
きっと、言葉で伝えたら怒っちゃいますけどね。
さて、なんだかんだで花が23歳で無いこと、親が見初めた相手でないことは分かっていたんです。
高嶺自身も自分より遥かに年下の相手に大枚叩いて、恥ずかしい思いをさせてやる、と躍起になっていたのか。
そんな疑問を花にぶつけるんですよ。
花は高嶺の疑問に対する答えを知っていて・・・・。
壁ドンの先にやるべきことを高嶺に経験させてあげるんですよ!!
そのシーン、そのシーンは必見ですよっ!
他にも見合いの話がバレて、何だか結婚に迷いが出てしまったりなどの話も収録。
詳しい話の流れに関しては、ぜひ単行本を覗いて確かめてみてください。
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感想について
歳の差っていうと、基本的に男性リードの少女漫画が多い印象です。
しかし、「高嶺と花」では完全に女の子がリードしていく痛快ラブコメ漫画となっています。
出だしから読者の掴みが上手かったので、これは・・・面白いぞっ!という感覚に襲われました。
案の定、読み進めてページが止まらない止まらない。
高嶺の恋愛経験偏差値の低さと、花の高嶺のいじり方が1話毎に私の笑いのツボを刺激してきてたまりません。
この楽しさは、本作を読んだことのある人だけが体感でき、共感できることだと思います。
動き、文字、表情の3つが合わさって、初めて作品として楽しめる内容となっているんですよ。
また、高嶺のことを残念系って言っていますが、実際のところは仕事だって出来るし、気遣いも出来る人。
ただ、致命的に不器用で、素直じゃない所が作中で空回りをしているように表現されるんです。
きっと、高嶺は仕事の面だけを描けば凄く有能な人物だと思います。
その反動が、高校生にも言い負かされるダメダメっぷりを生んでしまったんでしょうけれどね・・・。
正直、花と性別を入れ替えると完璧にヒロインですよ、ヒロイン。
まとめ
「花とゆめ」ってこういう作品の傾向を連載させるのが上手い印象があります。
男性でも手に取って笑える作品ですので、少女漫画入門編として胸を張ってオススメできる作品。
もちろん、女性でもお腹が痛くなるほど笑えるので、腹筋を鍛えるためにぜひぜひ。
ちなみに、オマケの4コマ漫画も面白いです。
お見逃しなくっ!
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