「セキララにキス」のあらすじとネタバレです。
感想も載せてあります。
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「セキララにキス」のあらすじ
幼少時のトラウマから、誰にでも好かれたいという思いを心の内に秘めている千歳。
千歳がエスカレーターで盗撮をされている時に、盗撮魔を撃退してくれた男の子・樹と出会いました。
樹は千歳の仮面を見破り、千歳は自分が樹に惹かれていることを自覚。
こうして、美大生を目指す少年に恋をした少女は、誰からも好かれたいと思って付けていた仮面を捨てることとなったのです。
詳しいネタバレ
美大を目指す少年少女のボーイ・ミーツ・ガールとなっています。
千歳はあらすじにも書いたように、幼少期のトラウマから周りの人に好かれたい。
周りの人と上手く円滑な人間関係を構築することに力を注いできました。
そして、それは親の前でも、妹、弟の前でも変わりません。
ただ、1人だけ。
たった1人だけ、樹の前でだけは仮面を付けても剥がれてしまうのです。
樹に一目惚れをした千歳は、自分の趣味である雑貨デザインを活かす方法を考えます。
そこで、千歳も樹と同じ予備校に通うことに。
実は、この前に樹にも相談して、その後に親を説き伏せています。
そして、樹に対し感謝の念と、千歳が樹へ今抱いている正直な気持ちをぶつけるのですよ。
その答えは・・・当然、撃沈。
でも、キスはしてくれました。
樹との出会いで変わろうと決意した千歳の気持ち。
また、予備校で樹を含めた数人でのグループ作成。
厳しくも楽しい日常を全力で楽しんでいる彼女たちの姿。
それらの詳しい描写に関しては、ぜひ本編を覗いて確かめてみてください。
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感想について
恋をして仮面が外れてしまった。
いや~、良い設定ですねー!
「仮面」という話が出ていますが、人間誰しもが仮面を付けているものです。
親の前、友達の前、同僚、後輩・・・というように。
仮面を外した本当の姿など、正直に言えば自分ですら分からないものだと思います。
ただ、「セキララにキス」のように、絶対に外れてしまう時はあります。
それは、恋をした時だとか、好きな人にドキッとさせられた時。
そういった時というのは、千歳のように仮面が外れてしまうものです。
その時の千歳の慌てっぷりの描写も、私の心を掴んで離しません。
また、忘れてはいけないのが美術予備校のシーンです。
やっぱり、集まっている年代が年代なので、皆でワイワイ楽しそう。
受験期になったら殺伐としそうですけれど。
少女漫画で「漫画家」を目指すような作品はあれど、美術系の作品っていうのは珍しい感じがします。
男性向けであればチラホラと見かけるのですけれどね。
少女漫画限定になると珍しいので、凄く印象に残りました。
いや、嘘だ。
ハチクロがあるやん。
あれぶっちゃけ・・・いや、荒れるからヤメヤメ。
でも、本当にそれくらいしか思いつきません。
そのため、これから美術に関するお話などを、もっと深掘りしてくれるといいなーと思っています。
ワイワイするだけだと、ちょっと肩透かし食らった感じになっちゃいますからね。
まとめ
そういえば、この作品もデザートなんですよね。
デザートは本当に良い漫画家を囲って頑張っているな、という印象を持ちました。
さて、話をまとめに入ると、千歳に共感or感情移入できる可能性は非常に高いです。
千歳や樹たちがどう成長していくのかっていうのも気になるところ。
恋の話をすれば、千歳からアプローチをグイグイと迫るのか、それとも樹が行くのか。
その辺りも今後楽しみに出来る部分だと思っています。
千歳には真正面から樹にぶつかって落として欲しいなってのが、私の個人的な意見です。
頑張れっ、千歳!
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