「微糖ロリポップ」7巻にある最終回のネタバレです。
感想も載せてあります。
[AD1]
「微糖ロリポップ」最終回のネタバレ
両親が一攫千金を成し遂げ、一億円を手に入れることから物語は始まったのが懐かしいですねー。
億万長者になった両親は医者になる!と二人して勉強のため、円は一人で麻木家の離れで暮らしていました(実質は居候生活)。
麻木家の息子・知世と付き合ったり、噂の小野が気になったりで、円と知世は破局。
そのまま高校を卒業し、噂の小野は海外放浪、知世とは麻木家を出てから音信不通。
それから大学2年生になった円は麻木家に居候生活をしていた頃、お世話になっていた千鶴さんが入院し、お見舞いに行くと。
そこで、ばったり知世と2年ぶりの再会を果たします。
それが感動の再会なら、円はどれ程嬉しかったことか。
知世は円に別れたときから変わらない冷たい態度をとり、今時ありがちな別のルナという彼女までいたのです!
そこへ、小野が千鶴さんを心配して日本へ帰国。
円と小野の同居生活がスタート。
そのなかで、小野に気づかされていく円の本当の気持ち。
『知世のことが、今でも好き』
その想いは知世も同じ気持ちなのです。
知世だって、今も円が好きなのはバレバレ。
今すぐ、知世も円とくっつきたいのですが、今の彼女であるルナを捨てられないんですよね。
というのも、円とルナとでは付き合い方が全くの正反対。
ルナと付き合っている時の知世が楽できているから、ルナと別れたくない、と感じていたのです。
だから、自分の本心を隠したままルナとズルズル交際を続けてきました。
だけど・・・『俺ルナと別れるわ』と宣言。
ルナと別れて来る、と円に決意の言葉をこぼします。
突然の知世の宣言に、円の頭の中は混乱。
だって、今の今までルナと付き合っていた男が、オレ・・・ルナと別れるわ、というんですから当たり前。
加えて、一度は終わった関係ですから、円の中で知世への信頼度は絶望的に低い状態。
(むしろ、ここから何をすれば知世への信頼度が上昇するんでしょうか)
それでも、知世が発した言葉の真意を聞き出したくて、円は知世を引き止めてしまったのです。
そこでようやく、お互いの本当の気持ちを伝えることで「両思い」に。
ですが、ルナは知世にすがる付き合いをしていて、そう簡単には別れてくれません。
知世と円のメールのやり取りを勝手に行い、すれ違いの原因を作って大いに二人の関係を邪魔してくれちゃいます。
『円は別格だと思っていて、でも、ルナはどことなく俺に似ている気がして、振ることができない』
かつては、知世自身が円に抱いていた一方通行の感情が、ルナが今抱いている気持ちと合致していることに気付きます。
だから、ルナの別れたくない気持ちも分からなくはない、とルナを知世がフォローする場面も。
しかし、それでも知世は円が好きだ、気持ちから逃げるのはやめた、とそれらを吹っ切って言い切ります。
やっと互いの気持ちが通い、そのまま麻木家の離れに二人は泊まることに。
その後の二人の関係に進展があるのか。
ルナは知世の気持ちをすんなりと受け入れてくれるのか。
絵柄、小回り、セリフまでさらに楽しみたいと感じた方は、こちらのサイトからどうぞ。
[AD2]
感想
ストーリーはいきなり奇想天外な一億円の当選。
奇抜な冒頭から私はこの作品に呑み込まれました。
そして、この漫画のヒロインを見ていて飽きさせないのが、イメチェンです。
高校生編では腰あたりまであったロングヘアーが、大学生編ではうなじも見えるショートカットに。
時間の経過をより近くで味わえるので、親近感や共感を生みやすく、とても楽しく読ませていただきました。
まとめ
ネタバレについての私的な感想は控えています。
この作品では、ルナと知世、それから別れる原因を作ってしまった円。
さらには、張本人である小野の所謂「四角関係」が主な内容。
しかし、読めばわかるのですが、これは誰が悪いとか決められないと思いました。
理由は読む人によって、感情移入していくキャラクターが変わっていくからです。
あのキャラの気持ちも分かるけど、こっちのキャラの言うことも・・・という感じですね。
文字で書くと最低な雰囲気が漂いますが、これは本当だと私は感じています。
4人それぞれの立場で物事を考えたら、ジェットコースター気分を味わえそうです。
実際に味わいたくはありませんけれどね!
[AD1]