「ママゴト」最終回のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「ママゴト」最終回のネタバレ
映子とタイジは別れ、それぞれが別の生活を続けていました。
しかし、映子の中には、未だにタイジと暮らした日々の思い出が強く、そして色濃く残っています。
しかし、再会は思わぬ形で訪れます。
なんと警察に保護されたんですよ、タイジと光が。
そこで、ソワソワとして待ちきれない映子は、どの服を着ようかって迷いに迷う。
高校生の初デートじゃないんだから、と突っ込まずにはいられません。
このシーンだけ読んだらギャグシーンなのですが、1~3巻のここまでの流れを考えると、それだけ再会を待ちわびていたのでしょう。
しかも、再会の仕方が酷いのなんの。
パトカーのガラス越しに変顔です。
どう考えても、読者を笑わそうとしている。
しかし、このシーンを流れを読む読者にとっては、笑えるどころか泣きそうになるシーン。
タイジに会うことを映子が、どれだけ楽しみにしていた手に取るように分かるんですよ。
さて、こうして映子とタイジが再会するのは良いのですが、結局これからタイジの処遇はどうなるのか。
そこが「ママゴト」の重要な部分となっています。
答えとしては、作者曰く「ハッピーエンド」な終わり方になりました。
どういうハッピーエンドかというと、タイジは自分が幸せだと思う場所を手に入れることになるんです。
それは・・・というのは、何となく察して貰えるでしょう。
タイジのプロポーズ。
映子と滋子の切っても切れない固く結ばれた女の友情。
詳しい話の内容は、ぜひ単行本をのぞいてみてください。
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感想について
「ママゴト」っていう意味、深いなーって思いました。
確かに、私達読者側の視点から見れば、映子とタイジの暮らしというのは、ママゴトなんですよ。
しかし、彼女たち、特に映子にとっては、実の息子。
いや、それ以上の宝物としてタイジが存在している。
もし、映子とタイジの目の前で、所詮ママゴトだろう。
というように言ったとしても、映子は鼻で笑って、それがどうした何が悪い!
そのように言い返すのではないかと思います。
ラストの結末に関しては、現実的な考えをすると、問題が山積みどころの話ではありません。
きっと、これから映子たちには、様々な苦難の道が待ち受けているでしょう。
それでも、それでも、映子たちならば大丈夫かも、と思わせる力を持っているんです。
このように思わせてくれたのは、それまでの過程を丁寧に、丁寧に、描写をしてくれた作者の力なんだと思います。
映子とタイジをはじめ、作中の登場人物、全てに幸あれっ!
まとめ
全3巻で綺麗にまとまっています。
読み進めると、手も涙も止まらなくなるでしょう。
もう、それ以外に言うことは必要ない作品ですね。
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