「青の微熱」のネタバレです。
感想も載せてあります。
[AD1]
「青の微熱(椎名チカ)」のネタバレ
13歳の冬のある日。
翔は義妹のマナに自分の思いを告げます。
しかし、自分を受け入れてくれないマナを強姦。
問題を起こして困るのはマナなんだから、と脅しながら執拗に暴力を振るいます。
翔がマナを妹として扱ってくれない日々は2年も続きました。
夏休みのある日、海に入っていたマナの前に見知らぬ男の子が現れます。
話しをしようとすると、翔が現れマナと男の子の会話を遮る。
マナが男性と話しをしていたことに苛立つ翔。
野外でマナを犯します。
翔は異常なほどにマナを束縛していました。
彼の本当の顔は、マナ以外誰も知らない。
2学期が始まると、マナが出会った男の子・明弘が学校に転入してきました。
マナに喋りかける明弘。
しかし、マナは下を向いたまま喋りません。
クラスメイトが明弘に「いっつも下を向いて自分から一言も話さない子だから、無視したほうがいいよ?」と告げます。
明弘はビクビクしているマナの手を取り、クラスメイトの輪の中に入っていきます。
マナは明弘のおかげで、クラスメイトとの距離を縮めることが出来ました。
学校からの帰り道、翔と出会い一緒に帰ります。
翔は転校生がやってきたことを知り、男と女どっち?と問う。
うっすら微笑んでいる翔の顔に恐怖を感じたマナ。
問いへの答えは、女の子・・・と嘘を口にした。
マナは怖くなり、学校に忘れ物をしたと言ってその場から逃げ出します。
今もマナがクラスの友達と話せなくなったのは、翔の束縛のせいでした。
妹が周囲から孤立していく姿を喜ぶ兄の翔。
兄から暴力という歪んだ愛情に怯えるマナ。
誰かこの歪んだ世界から私を連れ出してほしい。
そう思って走っていると、海に入り少し寂しそうな顔をしている明弘に出会います。
学校ではあんなに明るかった明弘ですが、東京からの引っ越しで、本当は寂しい思いをしていました。
マナは不思議と明弘の前では話すのが怖くなく、「笑って」と励まします。
すると、明弘はマナに付き合ってほしいと告げました。
その瞬間、翔のことが頭をよぎり恐怖を感じます。
明弘に、「人を好きになるのが怖い、それに自分は汚い」と言います。
初めて会った時からマナはきれいだよ。
明弘の言葉に嬉しくなったマナ。
マナと明弘はキスをします。
その様子を遠くからみていた翔。
その表情は狂気に満ちていました。
実の兄である翔の歪んだ愛に縛られるマナ。
昭宏との出会いで、拭い去れない過去と、そして兄からの恐怖に打ち勝つことはできるのか?
詳しい話の内容は、ぜひ単行本を覗いてみてください。
[AD2]
読んだ感想
翔の束縛が怖いです。
マナを好きならもっと優しくしたらいいのに。
あそこまでされたらマナの心が壊れてしまいますよね。
13歳の女の子に強姦もいかがなものかと。
明弘がすごくいい子なので、マナと幸せになってほしいです。
まとめ
翔の歪んだ愛情がこれからどうなっていくのか気になります。
明弘が現れたことで、恋の三角関係がどうなるのか。
翔がこのままなにもしないとも思えないですよね。
マナの歪んだ世界を救い出してほしいです。
[AD1]