「雛鳥のワルツ」ネタバレです。
感想も載せてあります。
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あらすじ
桜舞い散る高校の入学式。
幼い頃から女子校オンリーで育ってきたヒロイン・ひな子。
壇上で校長が話す一言にひな子は凍りつく。
『今年は残念ながら女子は4人でした』
今年から共学になったとはいえ、男慣れしていないひな子は大ピンチ。
男の野太い声や、ガタイの違いを嫌というほど痛感する。
それ故、女子の少なさはひな子にとって、死活問題であった。
廊下を渡る、それだけで周りの男たちの目を引き、完全に怯えてしまう。
一方、男たちの呼び掛けに快く返事をする、奇抜な格好が印象のあずさや清楚系の華は男慣れしている様子。
そんな中、一人の男・椎名だけがひな子は綺麗だと、瞬間的に見惚れた。
それは、初めての男友達になれる運命の出会いかと思われた。
それから教室に入っても、男ばかりで気が休めないひな子は、せめて隣の席は女子を、と黒板に書かれてある席順を見る。
幸い、”和久井瑞希”という女の子が隣のようで、ホッとしたのも束の間。
『は~い和久井瑞希です!よろしくねッ!』
肩に手を置かれて振り向くひな子の視界に映ったのは、裏声を出し最高のスマイルをふりかざした「男」だった。
その後も隣の席だということで、和久井がひな子の視界に入り、真面目に勉強を受けているかと思えば・・・。
教科書の間に挟んで読んでいるのは、グラビアアイドルの雑誌。
視線に気付いた和久井は、グラビアアイドルの雑誌を見せてこようとする。
それに慌てて抵抗していると、ひな子のどんくさい面が炸裂し、こけてしまう。
運命の出会いかと思われた椎名ではなく、女子と間違えてしまった和久井に「面白い」と気に入られたようで……?
ネタバレ&感想
個人的な情が入ってしまい、あらすじが和久井瑞希が重心になってしまったような気がします。
でも、実際のヒーローは椎名というクールビューティーを匂わせる男の子です!
椎名もカッコいいんですけど、私的には、ノリが良くてよく笑う和久井の方が好みなんですよね。
ひな子は廊下を渡る男たちの目に耐えられず、おろおろと後ずさりをしてしまいます。
そこで、目が合ってしまったのが、あのクールビューティーな椎名。
特に女に興味があるわけでもないのか、その後すぐに目を反らされます。
(そこがクールだと思いませんか!)
目が合ってしまったことを運命の出会いかのように、目を見開かせるひな子。
恋愛的な意味はまだないにしても、その純情可憐なところがとても可愛かったです!
ひな子の友達の「あずさ」こと「あずちゃん」が椎名の腕に触れようとする場面。
華の下着姿を盗撮した犯人をひな子が捕まえるも、返り討ちのように今あるはだけた格好を指摘されてしまって。
困り果てたところに、椎名が上着をかけてくれます。
そういうこともあって、親しみを込めてあずちゃんが触れようとすると、「触るな」の一言で振り払ってしまいます。
それには、ひな子も私も驚きました。
そこまで女子が嫌いなの?!という驚きで。
この一件以来、ひな子も椎名に関わらないように過ごします。
そもそも男子が苦手なので、怖いイメージを植え付けられたようでした。
その代わり、以降は和久井がよく絡んできます。
打ち解けやすい性格だからか、男子の前でガチガチになっていたひな子も、徐々に肩の力が抜けるようになったんですよ。
その大きなきっかけが、これまた華の下着姿盗撮。
椎名はひな子を助けましたが、肝心の画像が消えていないまま・・・。
かと思われましたが!
和久井が「消しといた」と翌日にちゃっかり助けてくれるんですよ。
あ、椎名もあそこで助けるのですから、少しはひな子に気があるのかと思ってしまいました!
だけど、動揺して転けたところを大笑いしたり、やけに優しい面を持つ和久井に、私の心は鷲掴みされたのです!
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まとめ
はい、完全に和久井に射止められた私からの総括的まとめです!
クールビューティーで、冷徹なイメージのある椎名。
ノリが良くて、よく笑っている元気者の和久井。
そのどちらかに必ず見惚れてしまう、ということです!
両極にいる男子ほど、萌えるものはないと思います。
なので、この作品を手に取れば最後、貴方はどちらかに心を掴まれていること間違いなしですね。
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