「戸籍のない子:ママのカード地獄」のネタバレです。
感想も載せてあります。
その他の収録作品に関しては、コチラからどうぞ。
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「戸籍のない子:ママのカード地獄」のネタバレ
父と母が離婚した矢沢家。
母に着いて行ったさーやは、今取り立て屋の男にいびられています。
こうなってしまった理由は、過去の母にありました。
離婚した後の母は、仕事を始めたものの上手くいっていなかったのです。
下着のセールスは歩合制で、売上を伸ばせない母の給料は雀の涙。
さらに、母は外食や買い物という無駄遣いが好きな人間だったのです。
お金に困っていた母は、遂に禁断の方法に手を出してしまったのでした。
それは「キャッシング」です。
簡単に借り入れを行え、母子家庭でも何でも貸してくれる。
しかも、登録も簡単となれば、お金に困っていた母が使わない手はないでしょう。
そして、ここから母とさーやの生活は転落していくのでした。
母は借り過ぎたのです、お金を。
払っても払っても利子で帳消しにされ、借りた元金は一切減らず。
そのため、母は朝も夜も働くこととなり、さーやは一人で残されることが多くなってしまったのでした。
加えて、お金の入りも悪いことから、学級費なども払えなくなっていきます。
母は、頭の中を借金に覆い尽くされ、そして・・・。
借金で頭の中を覆われてしまった母は、どうしてしまったのか。
また、さーやは無事でいたのか。
詳しい話に関しては、ぜひ単行本を覗いてみてください。
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感想について
キャッシングの怖さが見に染みて分かりますね。
一時期は、テレビのCMなどで頻繁に流されていたのを覚えています。
武富士とか色々とありましたよねー。
今でも、街中にアコムとか平然とおかれていますけれど。
無駄話も置いておき、話を本編に移しましょう。
作中でもキャッシングがキーとなって物語が展開されていきました。
この家族が最終的にどうなったかは伏せますが、取り立て屋のお兄さんが優しい人で助かりましたね。
主人公のさーやは当時7歳の女の子だったので、外国だったら売られてたかもしれません。
それをせずに、情を掛けてくれた取り立て屋のお兄さんは優しいですね。
もちろん、お兄さんも仕事でやっているわけですから、本心はさーやを心配していたのでしょう。
お兄さんが良い人っぽいというまとめ方に見えますが、収録作品の中では一番ラストまで安心して読める作品でした。
まとめ
よーく考えよーお金は大事だよー、というフレーズを思い浮かべてしまいますね。
お金は無いよりはあるに越したことはありません。
お金があるのであれば、大事に使っていきましょう。
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