「ヘルタースケルター(漫画)」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「ヘルタースケルター」原作漫画のネタバレ
ナチュラルな美貌を持っている吉川こずえ。
一方、りりこは手に入れた美貌でした。
手に入れた、つまりは「作られた」ということ。
ナチュラルな美貌を持つこずえに対して、りりこは憎悪を募らせていくんですね。
自分は綺麗になりたい。
綺麗であれば、いいのに。
その想いの強さが、りりこをより作り上げていくのでした。
作り上げられたりりこは、定期的なメンテナンスを施さないと、維持できなくなってしまいます。
物語の終盤。
遂に、りりこが整形している事実が暴かれてしまうのでした。
自身の美貌が作られた物であることを暴かれてしまったりりこ。
自分の秘密を知られてしまったりりこは、自分自身の目をえぐり取ります。
自らえぐり取った目をその場に残しながら・・・。
美しさを求めすぎた代償。
それでも生きていこうとしている姿をどう思うか。
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結末や感想について
人によっては悲惨。
ある人にとっては、しぶとい。
そういった印象を持たせてくれるラストとなっています。
残していった目に関しても、それが伝説的な話になるので、ありかも。
そういった思いが私の中に生まれていました。
かつて・・・という昔話をするご老人のような感じですね。
だって、常識的に考えれば、自らの目をえぐって残していくなど、常人にできることじゃないです。
それをやってのけたのですから、語り継がれていくに決まっているでしょう。
さて、話を変えて本編で面白いのが、ブスだった頃の顔が一コマも出てこないこと。
普通の整形漫画であれば、整形に踏み込む過程を描いてブスだった頃が描かれます。
しかし、「ヘルタースケルター」は描かかなった。
既に人気絶頂のりりこを描いていたのが、私はびっくり。
そうそう、キャッチコピーも秀逸なんですよね。
『笑いと叫びはよく似ている』
確かに、と頷いてしまいたくなりました。
本当に、本作に合った秀逸なキャッチコピーだと思います。
まとめ
そういえば、映画も制作されたんですよね、これ。
意外と映画の方も評判が良いという話を耳にしています。
機会があれば、レンタル店で借りて観てみましょう。
ほぼ原作通りに進んでいき、ラストが少しだけ違うくらいらしいので。
漫画で衝撃を受けたので、映画も期待しておきます。
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