「恋愛バカ上等」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「恋愛バカ上等」のネタバレ
男の名前は赤星虎仁、女は堺徹子という名前。
この2人、実は脛に傷を持つ者同士。
お互いに会社で再開するとは、夢にも思っていなかったでしょう。
2人とも同じ会社に務めていて、出会わなかったのには訳があります。
その理由は、徹子が所属していた総務と虎仁の営業は、お互いに別館で仕事をしていたから。
だから、2人は同じ会社に務めていても、一切顔を合わせることが無かったのです。
そんなこんなで、社内の人事異動もあり、徹子は事務より営業だろうが!
なんていう思いがあって行ってみたら、なんとそこには知っている顔がいた、というのが事の流れ。
徹子の知らない間に、虎仁は仕事の出来る男になっていたみたいなんですよ。
加えて、職場の女性陣からの評判は上々。
特に、この職場の女性の評判を聞いた徹子はびっくりしてしまいます。
だって、過去の虎仁は自分のことを女扱いしてくれませんでしたからね。
その時の出来事というのが、徹子が捕まってしまった話。
捕まえた連中は、虎仁にお礼参りしたいがために、徹子を捕まえたのです。
普通だったら、ここで呼びだされた虎仁が、徹子を助けるのが筋というもの。
しかし、虎仁から出た言葉というのが、彼女じゃない、そいつ男よりバイク飛ばす、メリケンで殴る・・・などなど。
百年の恋も冷めるような言葉ばかり。
こんな過去に立ち会った徹子からしたら、職場の虎仁の評判に驚くのも無理はないでしょう。
かつての苦い過去も思い出しつつ、命じられて虎仁と営業へ早速いくのですが・・・。
虎仁をガン見しまくりの徹子。
先ほど思い返していた過去の苦い記憶なんて、どこか吹っ飛んでしまっていました。
こうして、過去に片思いしいた相手と、思わぬ再会をしてしまった徹子。
そんな彼女たちが、お互いに惹かれ、そして2人の時に見せる素の姿。
微笑ましいけど、笑える徹子と虎仁の話を含め、その他の収録作品に関しての詳しい話は、ぜひ単行本を覗いてみてください。
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感想について
この作者の人、当時は新人さんだったらしいんですよねー。
もしかしたら、別名義とか別の場所で活躍していたかもしれませんが、新人だとしたら良い作者さんだと思います。
テンポもいいし、絵もいいし、主人公の絵や表情の崩し方も文句なし。
話が面白いのはもちろんですが、それを底上げしているのが設定+絵。
元ヤンという設定に、少女漫画特有の絵+目力が加わり、物語の基礎値を底上げしてくれています。
また、こんな恋愛を一度してみたいなっ!くそっ!
というような願望が、ベタな展開ながらも上手く見せてくれた点も作品の光る所でしょう。
まとめ
短めながら各作品のキャラ立ちもよく、テンポよく読める短編集となっています。
電車の中、外に出た時の暇つぶし、寝る前の読書の時間に。
どこででも読めるような作品ですので、非常にオススメ。
作者の人は、今のところ基本は短編集ばかりみたい。
読んだ感じでは、3~5巻程度のまとめやすい連載を行っても良いのでは、と感じさせられました。
本作に触れたことで、その他の作品も気になりました。
後で読んでみようかなー。
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