「+αの立ち位置」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「+αの立ち位置」のネタバレ
この漫画の主人公(ヒロイン)であるサトさん。
彼女は主人公でありながら、物語を端から見るのが好きだという。
それは、学校の行事でも同じ。
文化祭の劇の配役を、美男美女が主役を、そして自分は大道具係。
主役になりたいという願望はなく、寧ろ、観客側で楽しみたい派というのだ。
第三者から物語を堪能したい、という性格のサトさん。
そんなサトさんは、美男美女が主役になることについて熱く語り出す。
一冊の漫画が、美男美女こそが主人公に向いていると導きだし、サトさんの熱を冷めさせない。
その漫画のタイトルは「向こう側の少女」と言うものだった。
力説を一通り終え、サトさんが一人で部室へ向かう途中。
校舎の階段を降りようとした瞬間。
その時たまたま居合わせた、美女とも言える少女と一緒にその漫画の世界へ転がり込んでしまう。
その先でサトさんが見たのは、一緒に巻き込まれた美女がその漫画の主人公(ヒーロー)に横抱きにされて助けられていたのだ。
肝心のサトさんは主人公(ヒーロー)横抱きにされるわけでもない。
つまり、サトさんは巻き込まれた美女の「おまけ」という扱いでした。
こうして現実の世界から、漫画の世界に入り込んでしまった二人。
物語の主人公(ヒロイン)になった美女の付き人として、サトさんも第三者目線で物語を傍観することに。
しかし、サトさんにとっては、美男のキャラクターと、現代の美女との組み合わせで、美味しいこときわまりない!
「向こう側の少女」に出てくるキャラクターたちがそのままの姿で、美女と接触をする構図が乙女ゲームっぽい感じ。
そのような美味しい状況に置かれたサトさんは、鼻血を出す勢いで物語を脇役として見届けていきます。
全く自分と関係ない美女が漫画の主人公(ヒロイン)となって、物語がどう進捗していくのか。
「向こう側の少女」の結末はサトさんたちによって、変えられてしまうのか。
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感想
この漫画を読んで驚きました。
主人公であるサトさん。
彼女の控えめさ、というよりは、匂うオタクのノリにビックリしました。
美男美女が文化祭の劇の主役に決まったと分かると、鼻息を荒くして主役にあるべき形とやらを熱弁するのです。
物語の主役は美男美女に限る、と。
読んでいる私が引いてしまうほど、勢いがすさまじかったです。
けれど、主役である定義というのは、サトさんの考えに賛成のような気もししてしまいました。
見た目で判断してはいけないのは、パートナー選びであって、漫画などに出てくるキャラクターたちは、たいてい綺麗な人ばかりですからね。
まとめ
主人公のサトさんがまさかの主人公譲りをしてしまう作品です。
サトさんのテンポいのいい自虐ネタやノリツッコミに、お腹を抱えて笑ってくださいね。
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