「ひきだしにテラリウム」のあらすじとネタバレです。
感想も載せてあります。
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「ひきだしにテラリウム」あらすじ&ネタバレ
1話ごとの読み切りタイプでした。
今回は「すれ違わない」のお話について簡単にあらすじネタバレをします。
もちろん、他のお話も面白いので、見てみてください。
雨の中、一人の少女が傘も持たず、その場に茫然と立ち尽くす。
ちょっと優しくされて、それで勘違いして失恋をした少女。
両思いだと思っていたのは、自分だけだと心を沈ませてしまう。
そう、少女の想い人、大竹という男の隣には可愛らしい女の子の姿があったのだ。
そのせいで肩を落として涙する少女は、さっき目にした可愛らしい女の子と大竹の相合い傘が離れない。
大竹の持つひとつの傘に二人で、方を寄せあって帰宅していくその姿。
その様子を見て、更に涙を流す少女。
悲しみに溢れているその時。
大竹がひとつの傘をもって、息急ききって走ってくる。
『誤解なんだ!あれは妹なんだ!』と焦りながら。
傘を少女に傾ける大竹は、必死に誤解を解いていく。
正直に、素直に、誠実に。
大竹の弁明に、少女は徐々に信頼の色を見せる。
大竹の隣いた可愛らしい女の子は、妹だという。
少女は安心してまた、涙を流す。
その様子をみて、大竹は少女の手を取り、抱き締める。
二人の周りには桃色のオーラが纏い、幸せが滲み出ていて、読者の心を鷲掴みにした。
という時代歴史を題材にした少女漫画。
その作家は、初めて時代歴史の恋愛を描く作家で、世間からも低い評価を受け悩んでいた。
しかし、ペンを持つ手は変わらず時代歴史の恋愛物語。
作家は、どの時代の恋愛を描くにしても、受け入れてもらえるのはとても難しい、と編集者に溢す。
なぜなら、編集者はこの漫画は好評だと嘘をついていることを知っているからだ。
それでも、笑顔で少女漫画を描き続ける根性に心うたれる話です。
その他の詳しい話に関しては、単行本を覗いて確かめてみてください。
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感想
時代を越えて恋愛情景を描いてあり、その当時の独特な格好や純情さが魅力的でした。
その一つとして、鼻のところにあるものが、その時代を象徴しているとも言えます。
そして、その時代の恋愛を描こうと苦悩する作家の描く原作者の発想。
時代歴史と恋愛を合わせ、それに苦悩する作家という発想は、称賛するに値するものだと思いました。
それから、このお話意外にも、独創性を感じる話ばかりですので、とてもおすすめです。
まとめ
他の話は全く別のお話ですが、「すれ違わない」というお話に関して、作家の挑戦する姿勢を見てほしいです。
「時代歴史」「恋愛」「漫画家」という珍しい組み合わせをこの一冊で、堪能してみてください。
また、他のお話も覗いてみると面白いですよ。
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