「それは私と少女は言った」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「それは私と少女は言った」ネタバレ
絶世の美女、特別な存在として、映画の主役に大抜擢された駒沢鳥子。
鳥子は小学生ながらに高校生のやくを演じた。
それからクラスの注目を集める鳥子。
だが、鳥子はその輝かしい経歴を鼻にかけず、友人に優しかった。
だからだろう。
鳥子が友人の一人であるヒバリのケータイを踏みつけるその行為に映美は食って掛かる。
映美には、冷酷な目をした鳥子が映っていたのだ。
結局はケータイに傷ひとつついていなかったのだが。
しかし、他の友人、ヒバリを含めた四人は未だに羨望の眼差しを向けていた。
鳥子が五人の前で死ぬまでは。
鳥子が忘れていったポーチを五人で返しにいく。
その道中の踏み切りで。
映美が持っていた鳥子のポーチに気を取られ。
五人の前で人身事故。
理由のわからない自殺として世間を騒がせた。
それから数年。
五人は小学生の頃の面影を残した者、そうでない者、五人ともが同じ高校に進学。
一番鳥子を疑ってかかっていた映美は、小学生の面影を宿さず、美しくなっていた。
小学生の頃に抱いていた、嫉妬のようなものはなかった。
久しぶりの再開を果たすのだが、五人だけに一斉送信でメールが来る。
「誰が駒鳥殺したの?」
という内容。
その最後のブログ管理人の名前が駒沢鳥子だった。
戦慄く五人の間で、絶世の美女と謡われた鳥子に対するそれぞれの感情が、蠢き出す。
それは、「女」だということを如実に表現してくる艶かしい存在だった。
駒沢鳥子の「美」とは、五人にとってどのような影響を及ぼしていくのか。
五人にとっての「駒沢鳥子」とは、どのように変化していくのか。
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感想
この話は鳥子の五人の友人ヒバリ、映美、咲菜、鳩村、鈴目たちの細かい心の中を抉る描写がメインの漫画と思っていました。
確かに、それぞれの表情は見てとれるように分かりました。
しかし、人間、いえ、女のドロドロとした関係をオブラートに包んだことで、とても読みやすかったです。
ただでさえ女という生き物は、ドロドロとした人間関係が日常茶飯事に怒っているので、胸焼けするのは勘弁ですよね。
私としては、オブラートに包んでくれた方が、読みやすいと思う人間です。
作品自体もドロドロし過ぎていないし、それでいて個人の感情はきちんと伝わってくる。
そこがまたイイと感じさせられました。
まとめ
ドロドロとした人間関係をサクッと読める作品です。
女の子だけの「ドロッ」を優しく包んで堪能するなら、まさにこの漫画です!
是非、見ていただきたい一作です。
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