「恐怖への招待状」の結末のネタバレです。
感想も載せてあります。
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ネタバレ
絵美は彼氏である健治にいつも「お願い!」と言う。
今日も、健治の手首にしている青いリングが気に入り、絵美はそれをねだる。
健治は絵美からのいつものお願いを聞き入れ、半年後に自分がする「お願い」を考えていた。
横断歩道を渡る二人。
楽しげに話す二人。
その二人に、交通事故という悲劇が起こる。
気が付くと絵美はベッドの上にいた。
そして、健治は死んだのだと、絵美はベッドの上で知らされたのだった。
生きる希望をなくした絵美。
何をするにもやる気が起きず、ただ、時間がだけが過ぎていく。
そんなある日、絵美の友人である夕子が心配して訪ねてきた。
絵美が健治の迎えを待っている178日目のことだった。
夕子は少しでも絵美を元気つけようと、外へ連れ出した。
いつものように通る車。
横を通りすぎる車を見て、事故当時の映像がフラッシュバックしてしまい。
絵美はそのまま気絶してしまった。
目が覚めると、夕子はおらず、その代わり夕子の友人と言う少年、江口がいた。
初めましてと言う彼に、絵美はなぜか親近感が沸いていた。
まるで、どこかで会ったことがあるような、そんな感じだ。
江口も絵美の言葉を聞いて釈然としない表情をする。
しかし、不思議なのはそれだけではない。
車がダメでフラッシュバックしたのは、今日が初めてだからだ。
疑念が生まれたまま、自分のベッドで休んでいると、黒い手が絵美を襲いかかろうとしていた。
だが、その黒い手をよく見ると、手首には青いリングが。
健治の迎えだと思い、絵美は嬉々としながら健治の名を呼ぶ。
そんな絵美に追い討ちをかけるように、怖い顔をした健治が、そこにいた。
最後に彼女が迎える結末とは、一体……。
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感想
健治が事故で死んでからというもの、絵美の堕ちぶりはすさまじいものでした。
目に生は宿しておらず、見ている私も心配してしまいました。
確かに、健治の明るい性格は、一緒にいつも楽しかっただろうし、大好きであったことはよく伝わります。
その反動は、絵美には耐えられないものだったことも。
そのシーン全部を読みながら、つい感情移入しちゃいました。
私はこの漫画の結末がどうこうより、健治という人柄のよさが、ほんの少ないページで表現されているので、とても見所です。
まとめ
相思相愛の二人に襲いかかった悲劇。
事故で死んでしまった健治を待つ絵美の姿に着目して読んでほしいです。
絵美がどれだけ健治を好きで好きで仕方なかったか、切ないほどに痛感しますよ。
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