「となりの怪物くん」原作漫画のネタバレです。
感想も載せてあります。
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あらすじ&ネタバレ
高校1年の春。
水谷雫の隣の席はずっと空いたまま。
何せ、入学初日に流血事件を起こしてから、停学処分を下されたからだ。
その事件は教師たちをも怯えさせるほど、悲惨なものらしく、塀にはしっかりと暴行にあった痕跡が残っている。
だが、水谷雫にはどうでもよかった。
勉強ができればそれでよかった。
だから、高校も上のレベルの学校を選ばず、自宅から近い学校を選んだ。
そんなある日。
担任に停学処分を受けている吉田春ことハルにプリントを届けてほしいと、半ば強引に押し付けられる。
担任も何度も足を運んでいるが、怯えている姿からして、そうとう怖いらしい。
それに、吉田ハルの停学処分はとっくに解けているのに、と担任は嘆く。
雫は仕方なく吉田ハルの家に行った。
そこはバッティングセンター。
ガヤガヤと騒々しい中、ドアを開けるその刹那。
窓から身を乗り出して外に飛び降りる青年と目があった。
その目はとても獰猛で、冷たいと小さい頃から言われてきた雫すら、怖いという感情を露にした。
しかし、頼まれたものをきちんと渡すため、意を決して中へ入った。
雫に気づいたサングラスをかけた若い男が手をヒラヒラとさせて、声をかけた。
父兄ではないことは確かだが、ここにきた旨を伝える。
すると分かったことが、サングラスをかけた若い男。
この人は吉田ハルの保護者をしているということだった。
そして、さっき窓から脱走していった獰猛な目の持ち主こそ、吉田ハルと知らされる。
担任が怖がっていたのも頷ける、そう安直に考えながら、渡すものだけ渡し、帰路につく。
と思いきや、さっきみた獰猛な目の青年が雫にタックルをかまし、ヤツの使いか、と睨みをきかせる。
最初こそ驚いた雫だが、はっきりとプリントを届けてほしいと言われただけだ、という。
話していくうちに「ヤツ」とは担任のことだと気付くが、どうして学校に来ないのか不思議だった。
なぜなら、流血事件を起こすくらいの超問題児だが、やたらと学校生活のことを聞いてくるのだ。
本当は行きたいのだろう、雫はそう思い学校に来るよう誘う。
すると翌日。
彼は本当に学校に来た。
しかし、雫の後ろを金魚の糞のようにベッタリと離れない。
それどころか、男子生徒と目が合うだけで、恐怖に駆られ、手当たり次第にボコボコにしていく。
「学校怖い!」
と怯えながら。
雫は思った。
怖がっているのは、ハルではなく、「周りだ」と。
何はともあれ、空いていた隣の席は埋まった。
超がつく問題児は、この先も雫を困らせることになる……。
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感想
水谷雫の冷血さはどの漫画に出てくる女の子よりも群を抜いて冷たいです。
そして、吉田ハルの変な行動プラス、問題行為の数々。
この二人のミスマッチさは、逆に面白さをアップさせているなと思いました。
少女漫画ですが、笑いあり涙ありという映画のような作品です。
現にアニメ化されているので、面白さは保証されているはずです!
まとめ
超問題児×冷血少女の騒々しく、愉快なラブコメディ。
お互いに足りないものを補い合いながら、進捗していく関係に注目しながら読んでいただきたいです。
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