「逃げるは恥だが役に立つ」原作漫画2巻のネタバレです。
感想も載せてあります。
その他の巻に関するネタバレなどは、コチラからどうぞ。
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「逃げるは恥だが役に立つ」原作漫画2巻のネタバレ
契約として事実婚をスタートさせたみくりと平匡。
世間体には、「妻」と「夫」。
しかしその実態といえば、「被雇用者」と「雇用主」の関係。
互いの役割を明確にしたビジネスライク。
2人の会話は、コミュニケーションというよりもミーティングです。
そんなみくりと平匡の家に、平匡の同僚である風見と沼田がやって来ました。
世間でいう「新婚」のみくりと平匡。
なんとか風見&沼田のお泊りを終え、新婚夫婦をやり通したことに安堵する2人。
しかし、確かな疑念を抱いた沼田は、そのことを風見に伝えます。
2人は本当に夫婦なのか。
沼田の言葉に引っ掛かりを感じた風見は、平匡に接触。
バレたのかと追い込まれる平匡。
更に、平匡を悩ませる問題は、もう一つ。
みくりとは、ただのビジネスライクの関係だったはず。
それなのに、みくりの行動や笑顔、その言葉に確かな嬉しさを感じる心。
女性経験のない平匡は、そんな自分の心に戸惑います。
そこで平匡は、引っ越しを画策。
持て余してしまう心を静めるために部屋数を増やし、物理的な距離を取ろうと考えたのです。
また、みくりの中でも平匡に対する心情に変化が。
真面目に、とても誠実に向き合ってくれる平匡は、とても好ましく。
抱きつきたいと思えるほどになります。
表面上は、互いに変わりないビジネスライクを貫くみくりと平匡。
けれど、その心情には、確かに少しずつ変化が見えてきました。
そして、とうとう風見と向き合うことを決めた平匡。
平匡から話を聞いた風見は、ある提案を申し出てきます。
それはなんと、「みくりをシェアしよう」というものだったのです。
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読んだ感想
甘々な雰囲気は皆無の新婚生活。
そこにあるのは、とても合理的な関係です。
さすがは、就職としての結婚なだけあります。
この物語の面白さは、斬新なストーリーは勿論、登場人物たちの人間性や関係性。
そして、その会話内容にあると思います。
他愛ない会話の中に織り込まれる、現代の社会が抱える問題。
それを登場時人物たちが各々の感性で会話する様は、まるでリアルに生きているかのよう。
テンポよく言葉が飛び交い、またそれが、単純な賛成や反対で終わらない。
妄想したりして話が脱線するのかと思えば、自然に元の軸に戻ってくる。
価値観や趣味趣向は違えども、どの人物も頭が良く、良くも悪くも大人です。
だからこそ、どんな他愛ない会話であっても、退屈せずに読んでいられるのかな、と。
あれで何故、みくりは無職なのか疑問に感じるくらいです。
みくりの就職に関しても、この物語の重要なポイントの一つではないでしょうか。
現在、求職中のみくりですが、だからといて平匡に依存しようとは思っていません。
みくりは、必要とされる仕事に就きたいと思っています。
そんなみくりは、この先どんな仕事に就くのか。
または、そのまま平匡との関係が進展して、そのまま内実ともに奥さんとなるのか。
2人に干渉してきた風見さんの動向も気になるところ。
勿論、感情豊かになって人間味を帯びてきた平匡さんの今後も楽しみです。
魅力的な登場人物ばかりで、今後のストーリーがとても気になります。
まとめ
海野つなみ先生原作漫画の「逃げるは恥だが役に立つ」は、最新刊の7巻が2016年6月に発売されました。
また、講談社の月刊誌「Kiss」にても連載中です。
10月11日の夜10時からは、テレビドラマも開始。
ビジネスライクな結婚という斬新なストーリー設定に、魅力的な登場人物。
「逃げるは恥だが役に立つ」は、女性だけでなく男性も十分楽しめる作品だと思います。
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