「失恋未遂」のネタバレと感想を載せてあります。
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「失恋未遂」ネタバレ
学生時代、痛い失恋をした三浦菜乃花は、強い女を目指して、なかなか心を開かなくなった。
10年後、転職先の上司として出会った羽島達樹。
ショートカットの髪を「サル」と表現し、あまりに失礼な彼に、最悪の第一印象を覚えた。
羽島課長は、仕事はできるけど、サイテーな男だ。
どこかで会ったことない?というお決まりのセリフに、三浦さんって犬と散歩してたサルみたいな子だよね?だって。
またサル呼ばわりか。
それに歓迎会もあるのに、一緒に飯でも食いに行こうだなんて。
おまけに女癖も悪そう。
どうして、こんな男のことが気になってしまうのか。
一体、どうやってここから恋に発展するの?
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感想について
まず、タイトルが気になりますよね。
「失恋」が「未遂」。
未遂・・・計画だけで、なしとげてはいないこと。または、実行はしたが、なしとげられなかったこと。
ということは、失恋しないんでしょうか。
失恋しようとはするのでしょうか。
そもそも誰との失恋?
刺激的な表紙と相まって、なかなか興味をそそられます。
それに、最初から全然知らない人が出てきて驚かされます。
というのも、当然表紙の彼女が主人公ですが、昔の彼女は全くの別人です。
誰?というレベルで違います。
こんなに明るかったのか、というぐらいに恋人に好き好き言いまくっていましたが、あっけなくフラれてしまいます。
そんなに好きだったのは、自分だけだった。
これはツライ経験ですよね。
そして、10年後、25歳の彼女はもう表情が死んでいるのです。
ここまで失恋が影を残してしてしまうと、この先の恋愛にも良くない影響がありそうな感じがします。
とんでもなく無神経な上司って、どこにでもいるとは思いますが、よりによってサル呼ばわりですからねー。
25歳の女性をつかまえて、ショートカットだからってサルはないでしょう。
普通ならちょっと恋が始まりそうな気がしないのですが、第一印象最悪は恋愛ものの黄金パターンでした。
それに、恋愛に傷ついて閉じこもっている人には、羽島課長のようなずかずか入ってくるタイプがいい薬になる気もします。
そして、失恋未遂というタイトルの意味が分かるようになるわけですが・・・。
この悲痛そうな表紙に覚悟していましたが、意外と甘かったです。
すっきりしました。
しかし、すみませんが、「菜乃花」が、「カナ」呼びになるのがなんか納得いかなかったです。
かなりどうでもいいことですが。
まとめ
恋愛ものの黄金パターンを踏襲しているような、いないような。
原作に小説もあるのですが、そちらは読みやすかったです。
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